プラグインハイブリッド車（PHEV）とは？2つの補助金制度を活用してお得に購入しよう！

環境に優しい、エコカーの導入を考えている方は増えています。今回は、ガソリンの消費を抑えて、経済的に走行できる、プラグインハイブリッド車をご紹介します。お得に購入するために、活用できる二つの補助金制度についても解説しますので、エコカーの購入を検討している方は必見です。

プラグインハイブリッド車（PHEV）とは？

プラグインハイブリッド車は、ハイブリッド車と電気自動車の長所を兼ね備えた、エコカーです。ガソリンエンジンと電気モーターを動力源とする点ではハイブリッド車と同じですが、外部から、バッテリーを充電できる点で異なります。
 
自宅や外出先の充電スポットで充電して、普段は電気自動車（EV）モードで走行できます。バッテリーがなくなると、HVとして走行できるため、長距離の移動でも安心です。
 
プラグインハイブリッド車は、メーカーによりPHEVまたはPHVと呼ばれています。主なメーカーと車種を、以下にご紹介します。
 

●トヨタ　プリウス Z　460万円（税込み）　
●トヨタ　RAV4 Z 563万3000円（税込み）
●トヨタ　ハリアー Z　620万円（税込み）
●三菱 アウトランダーPHEV 484万1100円～570万5700円（税込み）
●三菱 エクリプス クロスPHEV　386万3200円～465万800円（税込み）
●マツダ CX-60 PHEV　539万円～626万4500円（税込み）

 

車体価格は割高……二つの補助金制度を活用すればお得に購入可能！

プラグインハイブリッド車は、ガソリン車やハイブリッド車と比較すると、車両価格が割高です。EV走行ができて経済的とはいえ、購入にかかる費用がネックになると、考える方が多い傾向にあります。
 
しかし、以下の補助金制度を活用することで、プラグインハイブリッド車をお得に購入できます。
 

・国の補助金制度

国の補助金制度には「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」があり、一般社団法人次世代自動車振興センターを通して、申請を行います。プラグインハイブリッド車の補助金は、最大55万円です。
 

・自治体の補助金制度

地方自治体の中には、プラグインハイブリッド車の購入をする際に、費用の一部を助成する制度を定めているところがあります。全ての地方自治体が補助金制度を導入しているわけではなく、交付される補助金額も異なる点に、注意が必要です。
 
詳しくは、お住まいの自治体からの案内を確認するとよいでしょう。
 

プラグインハイブリッド車の購入でいくら優遇されるかシミュレーション

ここでは、東京都在住の方が、三菱アウトランダーPHEV（グレードP）を購入する場合に、いくら優遇されるかをシミュレーションしてみます。
 

●国の補助金　55万円
 
●自治体の補助金
東京都の補助金　45万円
自動車メーカー別の上乗せ補助額（ZEV普及特別補助金）　10万円
再エネ電力導入の場合（ZEV普及特別補助金）　15万円
 
●税制優遇
自動車重量税　3万7500円
自動車税　最大3万9800円
自動車環境性能割　非課税

 
全ての補助金制度を活用すると、合計最大132万7300円の優遇が受けられます。この数値は、お住まいの地域や車種によって異なるため、それぞれのケースで、事前にシミュレーションしてみるとよいでしょう。
 

予算上限に達すると受け付け終了!? 補助金を活用するなら早めの検討を！

国と自治体の補助金制度を活用することで、割高なプラグインハイブリッド車もお得に購入できます。しかし、補助金の申請には期限やルールがあるため、注意が必要です。
 
例えば、補助金には予算が定められていて、予算上限に達すると受け付けは終了します。
 
補助金制度について詳しく知るために、車の見学や試乗を兼ねて、ディーラーに足を運ぶのはいかがでしょうか。
 

出典

経済産業省 令和4年度補正予算「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」

三菱自動車工業株式会社 MITSUBISHI MOTORS JAPAN「三菱のPHEV 国の補助金55万円」

 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー