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【2023年高収入職業ランキング】いま注目の業界は…?

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月21日 23時20分

【2023年高収入職業ランキング】いま注目の業界は…?

就職や転職にあたって職業選びは今後の人生を左右するほどの重要な要素です。また、業界にもトレンドがあり、景気のいい業界とそうでない業界もあります。目指すべき職業や業界について悩んでいるという人も少なくはないはずです。   そこで、2023年も高収入が予想される職業や業界についてまとめてみました。

収入が高い職業はどんな職業?

「転職サービスdoda」の調査によれば、2022年の平均年収は、医師や金融関係、専門コンサルタントなど専門性の高いスキルを有する職業の収入が高かったようです。
 
表1

順位 職種 平均年収
1位 医師 1027万円
2位 投資銀行業務 850万円
3位 運用(ファンドマネジャー、ディーラー) 845万円
4位 MR 700万円
5位 内部監査 699万円
6位 プロジェクトマネジャー 686万円
7位 業務改革コンサルタント 680万円
8位 リスクコンサルタント 678万円
9位 戦略・経営コンサルタント 675万円
10位 会計専門職・会計士 654万円

※転職サービスdoda 平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】より筆者作成
 
また、以降も11位に「知的財産・特許」が638万円、「法務」が12位で634万円と専門的な職種が続いていきます。
これらの職種は根強い人気のある職業です。2023年もこの傾向や順位はさほど変わらず、専門スキルのある職業が高収入を得やすい労働市場となることが予想されます。
 

注目の業界は?

年収は職業だけでなく、業界によって決まる部分もあります。同じ職業であっても業界によって収入が大きく異なることもあります。また、業界次第では専門職でなくとも高収入を得られる可能性もあります。
そこで、続いては業界別に平均年収について高い順に見てみましょう。
 
表2

順位 業種分類 業種 平均年収
1位 メーカー たばこ 769万円
2位 金融 投信・投資顧問 768万円
3位 メディカル 医薬品メーカー 617万円
4位 サービス 財務・会計アドバイザリー 584万円
5位 金融 証券会社 575万円
6位 メーカー トイレタリー 552万円
7位 金融 信託銀行 545万円
8位 メーカー 総合電機メーカー 545万円
9位 メディカル 医療機器メーカー 537万円
10位 金融 都市銀行 530万円

※転職サービスdoda 平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】より筆者作成
 
1位から10位までの業種分類がメーカーや金融系にほぼ独占されています。また、「投信・投資顧問」や「医薬品メーカー」など、先に紹介した高収入な職業に関連した業界も多くランクインしています。
 
本データは2022年のものですが、どれも専門性の高い分野の業界ばかりであることを考えると、2023年も引き続き、高収入を実現できる業界として、金融やメーカーは注目の業界と考えてよさそうです。11位以降も金融やメーカーの他、メディカルといった高収入の職業が属する業界のランクインが目立っています。
 
高収入な職業に就くには難易度が高いという場合も、それらが属する業界で自分のスキルや経験を生かして働くことは可能となる場合もありそうです。
そうすることで、特別なスキルがなくとも高い収入を得られる可能性があります。
 

仕事の決め方は収入だけで決めないこと

仕事を決める際に、収入は重要な判断材料にもなりますが、それだけで決めないことも大切です。基本的に高収入であるには理由があります。もちろん、勤務先の給与形態による部分も少なからずあるでしょう。しかし、給与が高い分、激務であるといったことは珍しくないのです。
 
また、収入面だけ見て興味のない職業に就いて働いても、やりがいを感じられなかったり、その結果社内で評価されなかったりと苦しむ可能性もあります。
人によっては高収入な職業や業界で働くよりも、自身にとって興味のある分野で働いたほうがのびのびと働け、かつ、実績も残すことができ、結果的に高収入を得られるということもあり得ます。
 
仕事では、収入に重きを置くか、やりがいなど収入以外の面を重視するか。キャリアについて長い目で見ながら、その点をしっかり考えて仕事を選ぶことが大切です。
 

2023年もメーカーや金融、メディカルといった業界に注目

2023年も前年に引き続き、医師や投資銀行業務、各種コンサルタントなどの職業が高収入となりそうです。
そして、それらと関係するメーカーや金融、メディカルなどの業界にも注目が集まりそうです。とはいえ、これらの仕事に就くにはそれなりの難易度があることも想定されますし、求められるスキルなども高くなったり、高収入である分多忙であったり激務であったりするなど、一般的な働き方とは異なる対応・スキルを求められる可能性もあります。
 
就職や転職を考える際は、収入の高い業界や職業に注目し過ぎると後悔をする可能性もあります。仕事は収入面だけではなく自身の興味のある分野や、やりがいなど自身が仕事に求めているものを満たしてくれる業界や職業を選ぶことで、より自分に合った仕事が見つけられることでしょう。
 

出典

転職サービスdoda 平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】
 
執筆者:柘植輝
行政書士

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