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収入保障保険って、どんな保険? メリットや就業不能保険との違いとは?

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月22日 23時20分

収入保障保険って、どんな保険? メリットや就業不能保険との違いとは?

「収入保障保険」と「就業不能保険」を混同している人が少なくないようですが、この2つには明確な違いがあります。収入保障保険は、被保険者が死亡した場合に遺族などが「年金」を受給できる保険です。一方の就業不能保険は、けがや病気で働けなくなった場合に、被保険者本人が「給付金」を受給できます。間違えて加入してしまうことを避けるためにも、収入保障保険の概要を理解しておきましょう。

収入保障保険の概要とメリット

収入保障保険は、被保険者が一定の保険期間内に死亡したり高度障害になったりした場合に、契約時に指定された人が遺族年金や高度障害年金といった形で受け取れる保険です。
 

収入保障保険の特徴

収入保障保険は、保険期間満了日があらかじめ決まっています。そのため、死亡日によって年金受給期間が異なるのが大きな特徴です。早く死亡した場合はより多くの年金が受け取れますが、保険期間満了日近くになって死亡した場合は年金総額が少なくなります。また、年金としてではなく一時金として一括受け取れる商品もあります。
 

保険料払込方法

収入保障保険の保険料は、「年払い」「半年払い」「月払い」のほかに、一定期間分を一括で払い込む「前納」も可能です。ただし、払込方法は保険会社によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
 

受給方法

収入保障保険の受給方法は商品によって異なっていて、年1回の場合もあれば毎月の場合もありますが、どちらかといえば毎月型が主流のようです。また、年金ではなく一時金として一括受給が可能な商品や、一部だけを一時金として受給できる商品もあります。なお、収入保障保険は、一般的に2年や5年といった「最低支払保証期間」の設定が可能です。当期間を設定することで、保険期間満了日の1年前に死亡した場合であっても、2年分や5年分の年金を受給できます。
 

メリット

万一の場合に、配偶者や子どもへ給与と同じように毎月の生活費を残せるのが大きなメリットです。また、年金額を1万円刻みで設定することも可能なため、公的遺族年金による不足分を計算したうえで金額を決めることができます。
 

就業不能保険についても知っておこう

就業不能保険は、長期の入院や自宅療養などで所定の就業不能状態になった場合に備えて加入する保険です。精神疾患を含む、あらゆる疾病に対応している商品もあります。年金ではなく給付金として受け取る点や、死亡した場合には受給できない点が収入保障保険との大きな違いです。会社員や公務員が健康保険の傷病手当金の不足分を補うためや、傷病手当金を受給できない国民健康保険の被保険者が加入するケースが多いようです。なお、所定の就業不能状態の条件は保険会社によって異なるため、資料などで事前に確認しておきましょう。
 

余裕があれば両方に加入しておこう

収入保障保険は自分が死亡したり高度障害状態に陥ったりした場合に、配偶者や子どもが生活に困らないために加入する保険です。一括受給も可能なため、生命保険のような役割も期待できます。一方の就業不能保険は、自分がけがや病気で就業不能状態になった場合に備えて加入します。死亡した場合は受給できないため、生命保険のような役割は期待できません。万一の場合の保険としてはそれぞれ異なるメリットがあるため、経済的に余裕があるのなら、両方に加入しておくといいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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