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高齢の親が銀行窓口で3万円を誤送金してしまった! 返金はしてもらえる?

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月23日 3時20分

高齢の親が銀行窓口で3万円を誤送金してしまった! 返金はしてもらえる?

銀行窓口で送金したところ、相手を間違えてしまった、という失敗は誰にも起こり得ることです。もしも誤送金したとき、相手に返金してもらうことはできるのでしょうか。また、その際、相手に謝礼が必要なのかも気になるところです。   今回は、銀行窓口でお金を誤送金したときの適切な対処や、相手に対しての対応など一般的なことを紹介していきます。

誤送金に気づいたら「組戻し」をしてもらう

まずは、誤送金に気づいた時点で銀行に伝えましょう。相手を間違えて送金したときは、銀行での「組戻し手続き」が必要になります。「組戻し」とは、銀行に送金先からお金を取り戻してもらう作業です。「組戻し」を行う際には数百円程度の手数料がかかります。
 
ただし、「組戻し」は相手の了承なしでは実行できません。一旦、相手の口座に入ったお金は「本人の財産」とみなされるのが一般的です。そのため、まず相手が了承を得ることが「組戻し」をする前提となっています。その際、もっとも重要な点は、誤って送金をしてしまったと気がついたら、一刻も早く行動することです。
 

相手が返金を拒否した場合はどうなる?

先述の通り、「組戻し」をするには相手の了承が必要です。しかし、了承を得られず、拒否されたときはどうなるのでしょうか。万一、相手が誤送金と気づいていながら、口座から引き出したときは、詐欺罪や窃盗罪に問われる可能性が出てきます。
 
ただ、事情によってはすぐに取り戻せない場合もあります。一旦、相手の口座に入ったお金は相手のものとして処理されるので、すでに、光熱費などの引き落とし後の場合など、残高が不足することもあるからです。
 
また、送信先が、差し押さえの対象になっている口座だった場合は、返金自体が難しくなります。何らかの事情ですぐに返金してもらうことが困難なときは、相手と話し合ったうえでの穏便な解決が必要です。悪質な場合は、裁判を行って返金してもらうという方法もとれます。3万円程度なら少額訴訟が一般的ですが、費用や労力を考えると割に合いません。
 

誤送金をしたときは「組戻し」で返金してもらうことが可能

誤送金をしたときは、すぐに銀行に伝えて「組戻し」の手続きをしましょう。相手が了承してくれれば、そのまま返金してもらうことができます。ただし、すでに引き落としがされていて残高が不足しているなどの理由で時間がかかるケースがあります。
 
また、相手の口座が差し押さえにあっているなどの場合は、取り戻すことが難しいこともあります。また、返金に応じない、など悪質なケースでは、少額訴訟を起こすことも可能ですが、時間や労力がかかります。まず、送金をする際には充分な時間をかけ、確認を怠らないことが必要です。
 
※2023/7/24 記事を一部修正いたしました。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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