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9割の高齢親が免許返納する気なし? 75歳以上が免許を更新する場合は?

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月24日 10時40分

9割の高齢親が免許返納する気なし? 75歳以上が免許を更新する場合は?

「9割の高齢親が免許を返納する気がない」という調査結果があります。しかし、高齢者が車を運転することで事故などが起こらないか心配している人も多くいるのではないでしょうか。   本記事では60歳以上の親の免許返納に関するアンケート調査結果を紹介しつつ、75歳以上の人がおこなう2022年5月から施行された新しい免許更新方法や、免許更新にかかる費用などを解説します。

9割の高齢親が免許返納する気がない

株式会社クラウドワークスという企業が、60歳以上の親を持つ472人に対してインターネットで「60歳以上の親の免許返納に関するアンケート」を実施した結果によると、回答者の親のうち、免許を返納していない割合は95.8%にものぼることが分かっています。
 
なお、免許を返納していない親がどのくらいの頻度で車に乗っているかを調べた結果では、週1が22.5%、週7が21.4%であり、人によって乗る頻度に大きな差があることが読み取れるでしょう。
 
中には「週8以上」と答えた人も6.8%いることから、免許を返納していない人の中には日常的に車を使っているために、返納が難しいケースもあると分かります。
 

75歳以上の人が免許を更新する場合について

高齢者の免許更新について、これまでは75歳以上の高齢者が免許更新をする場合は実車指導などを受けるだけでした。
 
しかし、2022年5月から新しい免許更新方法が施行されたことで、過去3年間に一定の違反歴があるかどうかが問われ、該当者は運転技能検査を受け、合格しなければ免許の更新ができない仕組みに変わりました。運転技能検査の対象となる違反は、信号無視をはじめ、通行区分違反や速度超過、交差点右左折方法違反等といった11種類が挙げられています。
 
普通自動車を運転して指定された課題を実施し、合格ラインを超えれば免許更新が可能です。万が一、合格ラインに到達しない場合は免許更新ができず、合格するまで繰り返し検査を受けなくてはいけません。検査手数料は教習所によって異なるため、受検する教習所に確認しましょう。
 
そのほかにも、75歳以上の人は認知機能検査と高齢者講習を受ける必要があります。
 
認知機能検査は判断力や記憶力の状態を確認するための簡易検査ですが、認知症に関する医師の診断書を提出することで検査に代えることも可能です。なお、認知機能検査を受ける場合にかかる手数料は1050円となっています。
 
高齢者講習は座学に加えて、運転適性検査と実車指導を受けることが必要です。講習の手数料は6450円かかるでしょう。
 
これらの検査や講習を終えたら、免許の更新手続きが可能になります。該当する運転免許試験場や運転免許更新センター、指定警察署などで更新の手続きをおこないましょう。更新にかかる手数料は2500円です。更新手続きの際は各検査や講習の結果通知書・終了証明書を忘れずに持参しましょう。
 

75歳以上の免許更新には複数の検査が必要

本記事で紹介したように、75歳以上の高齢者が免許を更新する際は「認知機能検査」や「高齢者講習」「運転技能検査(該当者のみ)」を受ける必要があります。
 
もちろん、これらの試験や講習をクリアしたからといって事故が起こらないとはいえません。そのため、高齢者が車の運転をする際は事故に気を付けることが大切です。
 

出典

PR TIMES 【何歳で運転免許を返納する? 親の免許返納を徹底調査】60歳以上の親を持つ472人にアンケート
警視庁 認知機能検査と高齢者講習(75歳以上の方の免許更新)
元気に生きようシニアの生活ブログ 変わります | 高齢者免許更新 |75歳以上 わかりやすく説明 |親は大丈夫か
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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