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燃費が最大「14%」アップ!? 夏のカーエアコンの上手な使い方について解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月25日 2時20分

燃費が最大「14%」アップ!? 夏のカーエアコンの上手な使い方について解説

酷暑に悩まされる真夏の日本で、カーエアコンなしにドライブするのは不可能に近い状況です。しかし、ガソリン料金が高い今、できるだけ燃費に影響を与えないエアコンの使い方を知りたい人も多いのではないでしょうか。カーエアコンをうまく使えば、最大で燃費を14%アップできます。   本記事では、最適な風量や温度の調節方法など、カーエアコンの上手な使い方を解説します。

風量を最大からオートにすると14%燃費が向上

車のエアコンを使用する際、風量を手動で調節している人もいるかもしれません。しかし、基本的に風量をオートにすると燃費が向上します。
 
例えば、外気温35℃の場合に、内気循環のカーエアコンで風量最大の場合と風量オートの場合を比較すると、風量オートのほうが14%も燃費が向上するというデータがあります。風量はできるだけオートに設定しましょう。
 

設定温度は日本車25℃、欧州車22℃を基準に

エアコンをオートで使用する場合、設定温度は何度にすればよいのでしょうか。冷房を使うのであれば、できるだけ温度を高くすると燃費がよくなるのではないかという気もします。
 
確かに家庭用エアコンの場合は、設定温度が低いほど消費電力が多くなりますが、カーエアコンの場合は設定温度を高くしすぎると逆に燃費が悪化します。なぜカーエアコンでは燃費が悪化するのかというと、カーエアコンは家庭用エアコンとは異なり、取り込んだ空気をいったん0℃近くまで冷やしきってから再加熱することで温度調節するからです。
 
そのため、日本車の場合は25℃、欧州車の場合は22℃がエアコンの効率がよくなる基準温度とされています。これらの温度を参考に調節するとよいでしょう。
 

内気循環を上手に利用

カーエアコンの風量や温度設定だけでなく、内気循環も上手に利用しましょう。外気循環は外の熱い空気を冷やすため、エアコンに負担がかかりますが、内気循環はすでにある程度冷えている空気を再び冷やすだけでよいため負担が少なくなります。外気温35℃で風量オートの場合、外気循環から内気循環にすると、燃費は4%向上します。
 
ただし、内気循環と外気循環は状況に応じて切り替えることも大切です。例えば、内気循環を続けていると、車内の二酸化炭素濃度が上昇して、眠気を催すなど運転に支障が出る恐れがあります。定期的に外気循環に切り替えて、新鮮な空気を取り入れることも必要です。
 
また、真夏に車内が高温になった状態でエアコンを使用する場合は、外の空気よりも車内の空気のほうが熱くなっています。外気循環で車内の熱い空気をできるだけ早く入れ替えたほうが、効率良く車内の温度を下げられます。
 
ほかにも、雨の日や冬場に内気循環を続けていると窓が曇る原因になります。雨の日などには外気循環を使うようにしましょう。
 

まとめ

カーエアコンは、自分で風量を調節するよりもオートにしたほうが燃費の向上につながります。オートの場合の設定温度は、日本車の場合25℃、欧州車で22℃を基準に調節するとよいでしょう。また、内気循環を上手に利用すると燃費が向上するほか、高温になった車内を速やかに冷やすことも可能です。
 
上手にカーエアコンを利用して燃費をアップし、ガソリン代を節約しましょう。
 
執筆者:山根厚介
2級ファイナンシャルプランニング技能士

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