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消費者金融やカードローンによる借金が300万円まで膨らんでしまいました。こういうときは「おまとめローン」がよいと聞いたのですが、本当ですか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年7月29日 10時30分

消費者金融やカードローンによる借金が300万円まで膨らんでしまいました。こういうときは「おまとめローン」がよいと聞いたのですが、本当ですか?

消費者金融やカードローンなど、複数の金融機関から借り入れしているときは「おまとめローン」を検討してもよいかもしれません。 おまとめローンは、借り入れ金返済専用のローンをいいます。 返済時に大きな負担となる、スケジュール管理やお金のやりくりをすっきりさせることで、より余裕をもって、返済していけるようになるでしょう。   今回は、おまとめローンについての説明と、利用する際の注意点について、ご紹介します。

おまとめローンとは?

「おまとめローン」とは、複数の金融機関から借り入れをしている場合に、返済を一本化するためのローンをさします。
 
例えば、表1のように借り入れをしているAさんがいたとしましょう。
3社それぞれで、返済日・返済金額・利息が異なるため、管理が大変です。
もし返済が滞れば、遅延損害金が発生して、金銭的な負担が増すため、気を使う人も多いでしょう。
 
表1

借り入れ先 返済日 返済金額 利息
A社 毎月5日 3万円 18%
B社 毎月15日 2万円 18%
C社 毎月25日 5万円 14%

※筆者作成
 
おまとめローンを利用すれば、返済先が1カ所になるため、例えばC社ならば、25日までに10万円を一度振り込めばよくなります。
スケジュール管理やお金のやりくりが、ぐっと楽になるでしょう。
 
また、おまとめローンの利息は、おおむね15%程度で設定されている傾向にあります。
消費者金融から借り入れしていた場合は、最大20%未満の利息がかかるため、借り入れ先を変更するほうが、金銭的な負担を軽減できます。
またカードローンの場合は、同水準の14%程度が利息の平均となりますが、複数借り入れしている場合は、15%のおまとめローンに一本化したほうが負担を減らせるでしょう。
 
複数の借り入れをしている方、利息が高い借り入れ先を選んでしまった方は、おまとめローンは、検討しておきたい返済手段といえます。
 

おまとめローンを利用するときの注意点

おまとめローンを利用するにあたり、以下のように、いくつか把握しておくべき注意点もあります。

<おまとめローンを利用する際の注意点>

●利用には審査があり、即日に利用できるわけではない
●おまとめローンで振り込まれたお金は、借金やリボ払いの返済にしか使えない
●年収を確認できる書類(源泉徴収票、給与明細書、確定申告書など)の提出が必要
●おまとめローンの融資を受けてから一定期間内に、返済したことを確認できる書類を、提示しなければならない場合もある

特に、審査があることと、融資されたお金の用途については、注意が必要です。
おまとめローンを提供している企業ごとに、用途や必要書類、申し込み後の流れが異なるため、焦らずに、詳細を確認することが重要です。
 

借り入れ金の返済に悩んだらおまとめローンも検討を

複数の借り入れ先がある場合は、スケジュール管理やお金のやりくりが大変です。
利息による負担も大きいため、大きなストレスを感じるでしょう。
返済を一本にまとめられる「おまとめローン」で、負担を減らして返済していくことを、検討してみてはいかがでしょうか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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