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冷えるのでエアコンを付けながら窓を開けています。電気代はどれだけ「損」でしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月12日 2時20分

冷えるのでエアコンを付けながら窓を開けています。電気代はどれだけ「損」でしょうか?

夏場は冷房を入れておかなくては過ごせないほど暑い日が多いですが、冷房で冷えすぎてしまう場合もあります。そのようなときに、窓を開けて室温を調整する場合もあるかもしれません。   ただ、冷房をかけているのに窓を開けていると室温が上がってしまい、その分電気代がかかってしまいます。   では、電気代はどの程度高くなってしまうのでしょうか。本記事では窓を開けたまま冷房をつけているときの、電気代について解説します。

窓を開けると電気代が1日当たり約41円アップ!

ダイキン工業株式会社が真夏の7~19時までエアコンをつけっぱなし、設定温度は26度(実験日の最高気温は約34~35度)、風量は自動という条件で消費電力の実験を行いました。
 
30分に1回、5分ほど窓を開けて換気した場合としない場合でどの程度消費電力が違うのか、その結果を参考に見てみましょう。
 

5分程度の窓開けでも消費電力が約1.5kWh増

前述したダイキン工業株式会社の実験によると、30分に1回5分程度の窓開けによる換気をしただけで1日当たりの消費電力が約1.5kWh増えることがわかりました。これは、電気代の目安単価31円で計算すると約46.5円高くなるということになります。1ヶ月(30日間と設定)当たりでは1395円も電気代が増えることになります。
 
この金額はあくまでも7~19時までの12時間ほど、30分に1回、5分ほど窓を開けた場合です。もし24時間冷房をつけっぱなしで、ずっと窓を開けていた場合はこの金額以上の電気代アップになってしまう可能性が高いです。
 

窓を開ける場合はエアコンつけっぱなしのほうが消費電力は少ない

消費電力が上がるのであれば、まめにエアコンを消したほうがよいのかという疑問がわくかもしれません。同社が同じ条件で窓開け換気を行った際、こまめに電源をオン・オフした場合とつけっぱなしにしていた場合で消費電力をチェックしました。
 
結果、まめにオン・オフするよりも、つけっぱなしのほうが消費電力は1.69kWh少なく、電気代を抑えられることがわかっています。
 

エアコンが寒く感じるときの対策

冷房が寒いからと窓を開けっぱなしにしていると電気代が高くなってしまいます。それよりも、エアコンの設定温度を上げるなどの対策の方がコスパは良いでしょう。そのほか、窓を開けなくても寒さを軽減できる対策を紹介します。
 

カーディガンやひざかけなどの活用

窓を開けずに冷えすぎないように対策するには、カーディガンやひざかけなどで保温するのが有効です。直接感じる寒さをさえぎるので、冷えすぎ対策になります。また、ホットドリンクを飲むのもおすすめです。
 

サーキュレーターを併用する

冷気は下に流れるので、サーキュレーターを併用して空気を循環させるのもひとつの方法です。エアコンの設定温度を上げて、空気を循環させれば冷えすぎを改善できます。空気の流れを作る際に扇風機も使用することは可能です。
 
ただ、サーキュレーターは空気を循環させることを目的としているものなので、扇風機よりもエアコンと併用するのに向いているといえます。
 

保温対策や空気の循環を促すことで電気代を節約しよう

エアコンが冷たすぎると感じて窓を開けっぱなしにした場合、消費電力が大きくなり電気代が高くなってしまいます。具体的には、半日程度30分に1回、5分の窓開け換気をしただけでも、電気代は1ヶ月当たり約1400円高くなります。
 
電気代を抑えたい場合は、可能であれば設定温度を上げて空気を循環させたり、保温対策をしたりして対策しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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