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引っ越して2年、「エアコンの掃除」を一度もしていません。電気代的にどのくらい「損」でしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月5日 10時10分

引っ越して2年、「エアコンの掃除」を一度もしていません。電気代的にどのくらい「損」でしょうか?

エアコンは快適な室温を保つためにとても便利な家電です。しかし、日常的に使用することで内部にホコリや汚れが溜まりやすくなります。このような状態が放置されると、エアコンの効率が低下し、電気代が上昇する可能性があります。   では、エアコンを何年も掃除していないと、実際にどれくらい電気代を損するのでしょうか。検証してみることにしましょう。

フィルターが汚れていると何が起こる?

エアコン内部には、フィルターやコイルなどの部品があります。これらの部品には、空気中のホコリ、花粉、タバコの煙、ペットの毛などが蓄積されます。特にフィルターは、これらの微粒子を取り込んで空気をきれいにし、エアコン内部のコイルを保護することが主な役割です。しかし、フィルターやコイルが汚れで覆われると、エアコンの効率は低下してしまいます。
 
エアコンの効率が悪くなると何が起こるかといえば、まず、エアコンの冷却能力の低下です。汚れがコイルを覆うと、エアコンが空気を効果的に冷やすことができなくなり、設定温度に達するまでの時間も長くなります。
 
一般的なエアコンは室温を設定温度まで調節することに多くの電力を消費するため、より長い時間稼働する必要が生じれば電力消費量も増加してしまうのです。
 

フィルターを掃除しないとどれくらい損をする?

フィルターが目詰まりを起こしているエアコンは、冷房効率が落ち、室内を適温にすることが難しくなるばかりか、電力消費量が増えて電気代も高額になってしまいます。そのため、フィルターは定期的な清掃が推奨されています。
 
環境省によると、フィルターの掃除頻度の目安となる2週間に1回のクリーニングで、冷房時で約4%の省エネ効果があるとされています。
 
また、経済産業省の指標によれば、フィルターを月に1~2回しっかりと掃除しているエアコンは、そうでないエアコンに比べて、年間で31.95kWhの節電につながり、金額にして約990円もの節約になるようです。視点を変えると、フィルターを掃除せず放置していれば1000円近い損をしていることになります。フィルターはなるべくこまめに掃除したほうが良いでしょう。
 
フィルターの手入れをきちんと行うことは、電気代が節約できるだけではなくエアコンの寿命にも大きな影響を与えます。フィルターが汚れると、その汚れがエアコンの内部にも進入する可能性が高くなります。汚れがコイルやファンに付着すると、効率が低下し、エアコン本体の寿命が短くなってしまうかもしれません。
 
故障して交換となれば、電気代以上に大きな出費にもなりかねないので、きちんと手入れすることを心がけましょう。
 

放置すれば電気代が高額に! フィルターを掃除して節約しよう

エアコンのフィルターを汚れたまま放置していると、電気代にして年間で約1000円の損をすることになりかねません。もちろん電気代は契約プランや地域によって変わるため、各家庭ごとに金額は異なりますが、フィルターの目詰まりが電気代に少なくない影響を与えることは確かです。
 
エアコン本体の寿命も短くなってしまう恐れがあるため、2週間に1回という目安を参考に、定期的なフィルターのメンテナンスを心がけるようにしましょう。
 

出典

環境省 家庭でできる節電アクション
経済産業省 資源エネルギー庁 無理のない省エネ節約
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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