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子どもの進学先は、やはり「私立」がいいでしょうか? 公立の中学は荒れていると聞きました…

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月6日 2時20分

子どもの進学先は、やはり「私立」がいいでしょうか? 公立の中学は荒れていると聞きました…

小学生の子どもを持つ親なら、地元の公立中学に進むべきか私立中学を受験するべきか迷う方も多いでしょう。公立が荒れているといううわさを聞けば、なるべく良い環境で過ごさせたいと思うのが親心です。   しかし、私立に通わせた場合、学費が大きな負担となってしまうケースもあります。ここでは、公立と私立との学費の違いや、それぞれのメリットとデメリットについて解説します。

公立中学と私立中学の学費の相場とは?

文部科学省が発表した「令和3年度子供の学習費調査」によると、子どもの学校教育および学校外活動のため支出した1年間の経費は、公立中学校が約53万9000円、私立中学が143万6000円です。約2.7倍の差があることが分かります。
 
この経費の中には、学校教育費や給食費のほか学校外活動費も含まれていますが、中でも最も差が開いたのは学校教育費です。公立の学校教育費が約13万2000円なのに対し、私立の学校教育費は約106万1000円でした。
 
私立は中高一貫体制であることが多く、充実した教育環境の中で学べることが大きな魅力ですが、反面高額な学費の支払いがあることに注意しましょう。
 
また、私立では授業料だけでなく、修学旅行の積立金や後援会費などの学校納付金、制服代などが高額になることも多いです。学校によりこれらの経費にばらつきがあるため、気になる学校がある場合は公式ホームページなどで調べておきましょう。
 

公立中学のメリット・デメリットとは?

公立中学は学費の安さだけでなく、さまざまなメリットがあります。まず、小学校の友だちが公立に多く進学する場合、交友関係が変わらず安心して通学できることが挙げられます。
 
学校が徒歩圏内という場合も多いので、放課後は友だちと帰ったり、遊びに行ったりと環境の変化が少ないのもメリットです。また、受験が不要なので、のびのびと小学校の6年間を過ごせるでしょう。
 
一方で、誰でも進学できることがデメリットになる場合もあります。あまり勉強をしない子や素行に問題のある生徒が多くなれば、学校自体が荒れてしまうリスクもあります。しかし、公立中学がすべて荒れているというわけではないので、うわさに惑わされずに普段の様子を観察し、冷静に判断することも大切です。
 

私立中学のメリット・デメリットとは?

私立中学の最大のメリットは、学校独自の教育方針のもとで充実した教育を受けられる点です。私立は学校独自の教育方針に基づいて授業カリキュラムが組まれるため、自分にあった校風の学校を選べます。また、図書館や体育館、カフェテリアなどの施設が充実していることも私立の特長です。
 
多くの私立は中高一貫教育なので、高校受験の必要がなく、大学の付属校であれば内部進学が可能です。そのため、大学までの10年間を、部活や留学、興味のある勉強に使えるのもメリットといえるでしょう。
 
その反面、私立は学費が高額で保護者の経済的な負担が大きくなるのがデメリットです。私立に進学した場合、そのまま高校から大学と私立に進学するケースが多いので、長期的に学費を支払えるか考慮しておくべきでしょう。
 

公立か私立かではなく子どもに合った中学を選ぼう

公立中学と私立中学は特性が大きく異なります。学費の差は目に見えますが、実際に楽しい中学生活を過ごせるかどうかは、通ってみなければ分かりません。
 
公立だから荒れている、私立だから安心という先入観で決めるのではなく、子どもの性格や学校の評判をしっかりと調べたうえでどちらを選ぶのか、慎重に判断しましょう。
 

出典

文部科学省 結果の概要-令和3年度子供の学習費調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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