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「新しい資本主義」で注目のキャリアカウンセラー。平均年収は600万円近くに?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月6日 3時30分

「新しい資本主義」で注目のキャリアカウンセラー。平均年収は600万円近くに?

岸田政権が打ち出した政策「新しい資本主義」において、リスキリング(学び直し)が重視されています。働き手が新たなスキルを身につけ、デジタル事業など成長分野へ労働移動することが目的です。   労働者がリスキリングから転職まで円滑に行う上で、キャリアカウンセラーなど、専門家によるサポートが大きな役割を果たします。   今回は、キャリアカウンセラーの仕事内容や職場、将来性について解説します。

キャリアカウンセラー・キャリアコンサルタントとは?

まず、キャリアカウンセラーの仕事内容や職場について紹介します。
 

キャリアカウンセラーの仕事内容

キャリアカウンセラーは、相談者のスキル・経験・興味などから、適した職業を選べるようにサポートする職種です。
 
キャリア(職業・進路)を決めるにあたって、能力だけでなく、職場での人間関係の悩み、子育てや介護といったその人に沿ったライフワークバランスなども考慮する必要があります。また、転職相談などだけでなく、職業生活全体の設計や、職業能力の開発・向上に関する相談に応じ、サポートを行います。
 
キャリアカウンセラーになるには、相談者に寄り添う「傾聴力」や、適切なアドバイスをするための「倫理意識」が欠かせません。また、移りゆくビジネスの現場にマッチしたサポートができるよう「自己研鑽」も欠かせません。
 

国家資格化されたキャリアコンサルタント

キャリア形成の専門家になるには、さまざまな資格がありますが、「キャリアコンサルタント」を名乗るためには、国家資格を取得しなければなりません。
 
キャリアコンサルタントは、平成28年4月から厚生労働省管轄下の国家資格となりました。キャリアコンサルタントになるには、キャリアコンサルタント試験またはキャリアコンサルティング技能検定(1級・2級)に合格し、協会に登録される必要があります。
 

キャリアカウンセラーが活躍できる職場

キャリアカウンセラーが働くのは、主に以下のような職場です。
 

【キャリアカウンセラーの主な職場】

ハローワーク
民間の職業紹介会社
企業の人事部門
大学などのキャリアセンター

高校生や大学生の就職活動を支援するキャリアセンターや、一般の求職者をサポートするハローワークでは、多くのキャリアカウンセラーが活躍しています。
 
また、企業などの人事部門では、従業員の業務に関する相談にのったり、人材配置によって業務効率化を図る際に、経営陣や人事担当者にアドバイスを行ったりと、さまざまな場面でキャリアカウンセラーの役割が求められています。
 

キャリアカウンセラーの将来性

職業情報提供サイトによると、キャリアカウンセラー/キャリアコンサルタントの年収は579万8000円です。国税庁の民間給与実態統計調査(令和3年分)では、給与所得者の平均給与は443万円であり、平均給与を上回っています。
 
キャリア支援は、学生だけでなく、高齢者の再就職や、出産・育児後の女性の社会復帰など、多様な場面で必要とされます。政府が転職しやすい労働市場改革に注力している現在、キャリアカウンセラーのニーズは高まっていくでしょう。
 

まとめ

「仕事を決める」ことは、人生において非常に重要な項目です。多様な働き方が浸透する一方で、自分のキャリア形成に悩む人は少なくありません。
 
進路や職業に悩む相談者をサポートするキャリアカウンセラーは、社会的に大きな役割をもつ仕事だといえます。ただし、国家資格を通過したからといって、必ずしも、すべての資格保持者が仕事に就けるとはいいきれません。
 
資格取得に挑戦しながら、自身の希望する職場選びも並行して行うことをおすすめします。
 

出典

厚生労働省 職業情報提供サイト「キャリアカウンセラー/キャリアコンサルタント」
国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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