1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

2024年からの「新NISA」、これまでと何が変わる?新NISAへのロールオーバーはできない?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月7日 10時10分

2024年からの「新NISA」、これまでと何が変わる?新NISAへのロールオーバーはできない?

2024年以降は、現行の「一般NISA(少額投資非課税制度)」と「つみたてNISA」の制度が廃止され、新制度のNISAが開始されます。新制度のNISAへ以降移行すると、現行の各種NISAにおける制限が緩和されるとともに、現在設けられている、非課税保有期間の上限が撤廃されます。   しかし一方で、NISAを運用している方は、必ず確認しておかなければならない注意点も。もしも知らないままで年を越すとしてしまうと、後悔する恐れおそれがあります。   今回は、現行の各種NISAから、新NISAへ移行する際の、変更点と、注意点について、ご紹介します。

新NISAの変更点とは?

2024年から始まる新NISAは、従来の一般NISAやつみたてNISAよりも、投資できる枠が拡充されるうえに、保有期限の撤廃によって恒久化が図られた、新たな制度です。従来のNISAと変わった点を、表1にまとめました。
 
表1

新NISA 従来のNISA
非課税保有期間 無期限 つみたてNISA:20年間
一般NISA:5年間
口座開設期間 恒久化 2023年まで
投資枠の併用 可能 不可
年間投資枠の上限 合計360万円
【内訳】
つみたて投資枠120万円
成長投資枠240万円
つみたてNISA:40万円
または
一般NISA:120万円
非課税保有限度額 1800万円 つみたてNISA:800万円
一般NISA:600万円

※筆者作成
 
主な変更点は「非課税投資枠が拡大された」「非課税保有期間が無期限化された」「制度の選択制の廃止(投資枠の併用が可能になった)」の3点です。
 
また、新NISAでは、投資枠の再利用が可能になります。投資枠を売却することで、非課税保有限度額が復活し、再利用ができるようになりました。
 

新NISAの注意点

NISAの制度が大幅に拡充されますので、すでに利用している方にとっては、うれしい情報でしょう。投資枠の拡充により、さらに、資産形成のためのチャンスが増えたといえます。くわえて、投資枠が併用可能になったことで、投資する選択肢も大幅に増えるでしょう。
 
しかし、現行のNISAから、新NISAへは、ロールオーバー(移管)ができない点には、注意が必要です。
 
つまり、2023年末までに投資した現行のNISAは、新NISAへのロールオーバーはできず、非課税保有期間が終了するまで(つみたてNISA:20年、 一般NISA:5年)、現行制度が適用されます。その後、非課税保有期間が終了する前には、売却するのか、課税口座への払い出しにするのかを、判断する必要があります。
 

新NISAへ移行するための準備をしておこう

2023年末に、一般NISAとつみたてNISAの制度が終了します。以降は、新NISAが始まり、より大きな非課税投資枠が利用できます。しかし、現行のNISAから、新NISAへのロールオーバーができないことには、注意しましょう。
 

出典

金融庁「新しいNISA」
金融庁「一般NISAの概要」
金融庁「用語集 NISA関連用語」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください