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【車検証の電子化】従来の紙の車検証とどう違う?取り扱う際の注意点とは

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月8日 3時30分

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行政手続きのオンライン化推進に伴い、2023年1月から、車検時に交付される電子車検証。従来の紙の車検証は交付されなくなり、車検証情報の確認には、アプリの活用が必要となります。   今回は、電子車検証と従来の紙の車検証との違いや、メリット・注意点についてご紹介します。

電子車検証とは? 従来の紙の車検証との違い

2023年1月4日より、車検証の発行・更新の際には、電子車検証が交付されることになりました。車検証の電子化は、自動車ユーザーや、自動車関係の事業者の、利便性向上を目的としています。
 
従来の紙の車検証は、A4サイズであったのに対し、電子車検証は、A6サイズの厚紙にICタグが添付されています。電子車検証には、車両に関する情報が記載されていますが、有効期限や使用者情報などは記載されず、ICタグに記録される仕組みです。
 
従来の紙の車検証は発行されなくなりますが、車検証情報を簡単に確認できるように、少なくとも3年間は「自動車検査証記録事項」が補助的に渡されます。
 

車検証情報を確認するアプリとは?

ICタグに記録されている情報を確認する手段として、「車検証閲覧アプリ」が導入されました。車検証閲覧アプリをスマートフォンにインストールすることで、自動車ユーザーや関係事業者は、車検情報を確認できます。
 
閲覧アプリは「Microsoft Store」「App Store」「Google Play」からインストールできて、電子車検証の券面に記載されているセキュリティーコードを入力することで、ICタグを読み取れます。車検証情報のほかに、リコール情報や、二次元コードも確認可能です。
 

車検証を電子化するメリット

車検証の電子化によって、車検の更新手続きの際に、車検事業者は、運輸支局に出頭することなく、車検証の有効期限を更新できるようになりました。これにより、車検の更新手続きにかかる時間が短縮されることが期待されます。
 
車検証情報をアプリで閲覧できるようになったため、情報確認は、場所を問わずに、スマートフォンで行えるようになりました。
 
また、車のリコール情報が届くことも、メリットの一つです。ディーラーを通さずに車を入手するケースなどでは、リコール情報が得られないというリスクがあります。車検証閲覧アプリにリコール情報が届くことで、ユーザーはすぐに対応ができて、安全を確保できます。
 

電子車検証を取り扱う際の注意点

車検証が電子化されたとはいえ、サイズダウンされた厚紙の車検証が発行されて、運転する際には、原本を自動車に備え付ける義務があります。
 
電子車検証にはICタグが搭載されているため、保管する際は、ダッシュボードの上などの直射日光が当たる場所に、長時間放置しないように注意が必要です。折り曲げたり、ICタグを切り取ったりしてもいけません。
 
電子車検証には、全ての情報が記載されているわけではないため、情報確認のために、閲覧アプリが必要です。
 
スマートフォンの操作に慣れていない方は、当面は発行される「自動車検査証記録事項」を、車内に保管しておくと安心です。「自動車検査証記録事項」をなくした場合は、閲覧アプリから、PDFデータをダウンロードして入手できます。
 
スマートフォンの機種変更をした場合には、閲覧アプリで読み取った情報を、引き継げない点に注意しましょう。機種変更やアプリを削除した場合は、再度、読み取りを行う必要があります。
 

車検時に発行される電子車検証は大切に保管しよう!

まだ、電子車検証を持っていない方は、次の車検時に、コンパクトサイズでICタグの付いた、電子車検証が発行されます。それ以降は、車検ごとに新しい車検証が発行されることはなくなり、ICタグの記録が更新されるようになります。
 
つまり、同じ電子車検証を使用することになるため、原本はケースに入れるなどして、車内に大切に保管しておくようにしましょう。
 

出典

国土交通省
電子車検証特設サイト

電子車検証について

車検証閲覧アプリ

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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