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「エアコン」と「扇風機」を併用したら本当に節約になる?それぞれの「電気代」を検証!

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月9日 2時10分

「エアコン」と「扇風機」を併用したら本当に節約になる?それぞれの「電気代」を検証!

「エアコンを使うときは、扇風機やサーキュレーターを併用するのがよい」   今年は特に、こうした言葉を聞くことも増えました。   扇風機やサーキュレーターを使えば、当然、その分の電気代もかかります。そのため、本当に節約になるのだろうかと疑問に思っている方も多くいらっしゃるでしょう。   そこで今回は、午前8時から20時まで、日中12時間稼働させると仮定して「エアコンのみ」「扇風機のみ」「エアコンと扇風機併用」の電気代を算出し比較します。冷房の使い方について迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

エアコン・扇風機の電気代はいくらかかる?

まずは、エアコンと扇風機、それぞれにかかる電気代を計算します。
 
エアコンは、6〜9畳タイプ(平均消費電力590ワット)の製品を使っていると仮定します。この場合、12時間使えば7080ワット(7.08キロアットアワー)です。
 
電気料金は、東京電力の1キロワットアワー27円49銭を参照して28円として計算すると、12時間使用で198.24円になります。
 
一方、扇風機(首振りあり、弱運転に設定)はどうでしょうか。この設定にした扇風機の消費電力は、1時間使用でおよそ26〜27ワット、12時間使用で312〜324ワット(0.312〜0.324キロアットアワー)となります。そこに電気料金の28円をかけると、約8.7〜9円です。
 
つまり日中だけでいえば、エアコンは1ヶ月(31日)で6145円、扇風機は1ヶ月で279円かかる計算です。
 

併用時の節約効果っていくら?

それでは、エアコンと扇風機を併用した場合、どれくらいの節約効果が期待できるのでしょうか。
 
秒速1メートルの風を受けると体感温度が1度下がるといわれています。扇風機の風速は一般的に秒速2メートル程度といわれており、風が当たっている間は体感温度が2度下がると推測できます。
 
とはいえ、扇風機を首振りなしにしない限りは、常に扇風機の風が当たるわけではありません。扇風機とエアコンを併用するにあたり、エアコンの温度を26度から27度へ1度だけ上げたと仮定しましょう。
 
冷房時に1度上げると、10%程度の節約効果が期待できることから、12時間使用の電気代が198.24円から178.416円となる計算になり、差額として約20円を削減できます。扇風機にかかる電気代は1日9円程度だったため、エアコンと併用したほうが節約になるといえるでしょう。
 
まとめると、各パターンにおける電気代は下記のとおりです。
 

<エアコン・扇風機・併用時の電気代>

・エアコンのみ12時間稼働:およそ198円
・扇風機のみ12時間稼働:およそ9円
・エアコンの温度はそのままに扇風機併用で12時間稼働:およそ207円
・エアコンの温度を1度上げて扇風機併用で12時間稼働:およそ187円

※小数点以下四捨五入

 

扇風機を併用して電気代節約を成功させよう

エアコンを使うときは、扇風機を併用して体感温度を下げつつ、設定温度を1度上げることで、電気代の節約が可能です。
 
扇風機にかかる電気代は、エアコンの温度を1度上げることによる節約効果よりも少額で済むため、エアコンとの併用は電気代の節約に効果的といえます。電気代が高騰している今夏、扇風機があるご家庭は、併用して節約に役立てましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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