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年収400万円の奨学金返済シミュレーション! 奨学金返済の疑問に回答!

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月9日 4時40分

年収400万円の奨学金返済シミュレーション! 奨学金返済の疑問に回答!

年収400万円台の家計収支では、奨学金返済はいくら返済できるのでしょうか。本記事では毎月3万円、5万円、10万円という返済額別に家計収支をシミュレーションして解説します。   さらに、奨学金返済に関するよくある質問で、無理をしてでも早く返済すべきなのか、返済額は少ないほうがよいのか、貯蓄や投資よりも優先して返済すべきなのかについて回答し、奨学金返済をよりスムーズに進めるためのヒントを解説します。

年収400万円の家計収支に影響は?

奨学金を返済するためには、収支が影響してきますが、総務省統計局の2022年家計調査によると勤労世帯で年収400万円の家庭の場合、1年間での支出合計額は約256万円となっています。
 
そのため、1年間で貯金や投資に回せる余剰金は、400万円から256万円を引いた144万円となっています。余剰金は、貯金や投資、娯楽、教育資金に回すケースが多いです。
 
以下で、毎月3万円、5万円、10万円それぞれの金額で返済した場合の影響を考えます。
 

3万円返済した場合

奨学金の返済を約3万円行った場合は、年間36万円であり余剰金の範囲内で十分返済していける現実的な金額だと考えられます。
 

5万円返済した場合

では、5万円の場合はどうでしょう。年間金額60万円の返済となり、余剰金を144万円と考えると余りはありますが約半分に近い割合になるため、貯金や子どもの教育資金への準備に影響が出てきそうです。
 

10万円返済した場合

最後に1ヶ月10万円の奨学金返済ですが、これは正直現実的に厳しいといえます。年間返済額が120万円になるため、余剰金144万円のほぼ全額を返済にあてることになります。そのため、余剰金をほかに回すための多くの選択肢をあきらめる必要があります。
 

奨学金返済するうえでのよくある質問

奨学金返済は、利用者の多くの人にとって大きな負担の一つでしょう。返済計画を立てる際には、自身の生活状況や経済状況を考慮することが重要です。以下では、奨学金返済に関するよくある質問とその回答を解説します。
 

奨学金は無理をしてでも早く返済したほうがいいか

高利息の借金の場合、一般的には早めに返済したほうがよいとされています。奨学金の返済は重要ですが、無理をしてまで返済するべきかは個々の状況によります。
 
生活費を削ってまでの返済は、健康や生活の質を損なう可能性があります。返済計画は、自身の収入や生活費を考慮したうえで、現実的な計画を立てることが重要です。
 

毎月の返済額は少ないほうがいいのか

毎月の返済額は、あなたの収入と生活費によります。返済額が少なければ、その分、生活費や貯蓄に回すことができます。しかし、返済額が少ないと、返済期間が長くなり、結果的には利息分の返済額が増える可能性があります。そのため、返済額と返済期間をバランスよく考えることが重要です。
 

貯蓄や投資よりも、優先して返済していくべきか

これも個々の状況によりますが、全く貯蓄がない状態であれば、何かの緊急時に備えて少なくとも一定の貯蓄を持つことも重要です。
 
また、投資によるリターンが借金の利息を上回る可能性がある場合、投資を優先することも考えられます。これらの要素を考慮し、自身の状況に最適なバランスをみつけることが大切です。
 

まとめ

年収400万円の家庭が奨学金を返済する際の影響を考えると、毎月3万円なら余剰金の範囲内で現実的です。5万円なら貯金や教育資金への影響が出てきます。10万円なら厳しく、多くの選択肢をあきらめる必要があります。
 
奨学金の返済は重要ですが、無理をしてまで返済するべきかは個々の状況によります。返済額と期間をバランスよく考えることが重要で、貯蓄や投資とのバランスも考慮しましょう。
 

出典

総務省統計局 2022年 家計調査家計収支編 表番号10.年間収入五分位階級別
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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