宿泊費が節約できる4つの施設。特にゲストハウスがおすすめ! その理由は?
ファイナンシャルフィールド / 2023年8月9日 9時20分
コロナ禍から解放され、久々に自由な旅行を楽しむ人が増えています。その影響は2022年から顕著であり、観光庁の「旅行・観光消費動向調査」によると一人1回当たりの宿泊旅行費が、コロナ前に戻りつつある傾向が明らかになっています。 また、2023年1~3月期の宿泊旅行費の消費額は3兆4469億円と前年同月比1.5倍以上になっていることから、今夏はさらに高まると予想できます。特にホテル代の高騰が顕著で、1.5~2倍近く値上がりしているところもあるようです。 そこで、少しでも宿泊費を抑えたいなら、宿泊先をゲストハウスに変更することをおすすめします。本記事では、ゲストハウスの特徴や費用などを解説します。
ゲストハウスとビジネスホテルの違いは?
ゲストハウスは、2000~4000円程度で泊まれる宿泊施設です。フロントなどの設置はほとんどなく、家族経営や個人経営の小規模の施設で、オーナーの意向が反映された個性的なところが多いです。
ほとんどの施設でリビングは共有スペースなので、他の宿泊者とのコミュニケーションも可能です。また長期滞在している海外からの宿泊客も多く、異文化交流ができるチャンスがあります。
ゲストハウスの特徴は、次の通りです。
・セルフサービス
・トイレやシャワー、洗面所などが共有。キッチンがある施設では自炊も可能
・歯ブラシやタオルなどのアメニティーは、持参するか購入する
・4~8人ほどの相部屋(男女別)で二段ベッドの場合が多い。布団を敷いた雑魚寝の場合もある
・施設によっては個室もあるため、一人旅からファミリーまで幅広い年代が利用できる
・鍵が付いていないため、貴重品はセキュリティーロッカーを使用する。ない場合は自分でしっかり管理する
ゲストハウスの魅力は、宿泊費以外にもスタッフとの距離が近く、他の宿泊者とも交流ができるため、観光以外の楽しみや特別感のある旅行になるでしょう。
また、リゾートホテルや旅館に比べて安く泊まれるビジネスホテルも、選択肢の一つに必ず入る宿泊施設です。出張者向けのホテルのため、部屋はコンパクトでプールなどもないシンプルな設備ですが、観光旅行や家族で利用する人が増えています。ドアマンなどもいないセルフサービスのため、宿泊料が安く利用できます。
次のような特徴があります。
・駅近に多い
・歯ブラシやシャンプー、リンス、タオルなどのアメニティーがある
・アイロンやズボンプレッサーなど、ビジネスパーソンに必要な備品の貸し出しサービスがある場合が多い
どちらもリーズナブルに泊まることができますが、宿泊費でいえばゲストハウスのほうが安く抑えられるのでおすすめです。また大きな違いとして、ゲストハウスは他の宿泊者とコミュニケーションが取りやすい環境があるため、その旅行でしかない特別な出会いや思い出ができるかもしれません。
他にも安く泊まれる施設として人気の「ユースホステル」と「カプセルホテル」についても紹介します。
ユースホステルとは?
ユースホステルは3000~6000円程度で素泊まりできる宿泊施設で、世界中にあります。ゲストハウスとサービスがとてもよく似ており、同じように宿泊者同士がコミュニケーションを楽しむ共有スペースがあります。
大きな違いはユースホステルには24時間常駐している、ペアレントとよばれる管理人がおり、観光地やガイドブックには載っていない情報などを教えてくれるなどサポートしてくれます。
カプセルホテルとは?
カプセルホテルは、カプセル状の狭い空間にベッドを置いた「寝ることに特化」した宿泊施設です。そのため料金も2500円程度から利用できます。
少し前までは、ちょっと怪しい人が泊まっているようなイメージでしたが、今は女性専用や女性専用フロアやハイグレードのおしゃれな施設などがあります。外国人観光客が選ぶ、「格安で泊まれるホテル」の一つにもなっています。
また大浴場やサウナ、テレビや漫画を備えたラウンジ、Wi-Fi やドリンク無料など施設やサービス、アメニティーが充実しているところが多いです。サービスやクオリティーが多様化し、施設によってかなり違うため利用前は確認することをおすすめします。
一方、外からの音は遮断できないため大きな声を出さない、鍵はないので貴重品管理に気を付けるなど注意点もありますが、宿泊が目的なら快適に過ごせるでしょう。
まとめ
移動制限のない生活に戻った今、旅行に出掛ける人が増えています。高騰している宿泊費を少しでも節約するには、ゲストハウスの利用をおすすめします。他の宿泊者ともコミュニケーションも、旅のいい思い出になるでしょう。
節約以上に、これまでにはない出会いや経験が体験できるかもしれません。
出典
観光庁 旅行・観光消費動向調査(2023年1-3月期(速報)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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