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5割以上の人がよく知らない「規格外食品」。野菜などを格安で買う方法は?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月9日 11時0分

5割以上の人がよく知らない「規格外食品」。野菜などを格安で買う方法は?

長く続く物価高の影響で、気になるのが日々の食費です。バランスのとれた食事を心がけたいものの、野菜の値段も高騰しているため、食費が負担に感じている方もいるのではないでしょうか。   そこで本記事では、物価高でも安価に野菜が手に入る、「規格外食品」について解説します。

規格外食品の定義や種類とは?

サイズや色・形などが基準を満たしていない食品は、「規格外食品」とよばれています。規格外食品は、虫害などで食用にならなくなったものだけではありません。
 
例えば、ふぞろいの野菜やとれすぎた魚なども、規格外食品に該当します。その多くは市場に出回る前に廃棄となるため、食品ロスを増加させる一因として問題になっています。
 

5割以上の人が規格外食品をよく知らない

消費者庁の「令和3年度 消費者の意識に関する調査 結果報告書」によると、規格外農産物・食品に関する知名度は次のとおりでした。

・知っていた(48%)
・言葉は知っていたが内容は知らなかった(20%)
・知らなかった(32.1%)

このように、5割以上の人が規格外食品についてよく知らないという結果になりました。
 

規格外食品は食べられるの?

野菜や果物には農産物規格が定められており、サイズや形状などの条件を満たしているものだけが一般の市場に出回ります。この条件に満たない野菜や果物も、多少の傷があったり見た目が個性的であったりするだけで、品質に問題はなく食べられるものばかりです。
 
カット野菜やジュースといった加工食品としてアップサイクルされる農作物はありますが、無加工での流通は多くありません。このような背景もあり、規格外食品は私たちにとってなじみが薄いものとなっています。
 

規格外食品を利用するメリット・デメリット

規格外食品といえども、通常の食品と同じように食して問題ないものがほとんどです。では、実際に規格外食品を利用するとどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
 

規格外食品を利用するメリット

スーパーマーケットなどに出荷できる基準を満たしていないため、通常の食品よりも安く購入できるのがメリットです。さらに、本来であれば廃棄される予定のものなので食品ロス削減にもつながります。
 

規格外食品を利用するデメリット

品質に問題はなくても色や形が良くないため、見た目重視のメニューには向いていません。また、規格外となった理由によっては、風味が劣るなどのデメリットにも注意が必要です。
 

規格外食品の入手方法

スーパーマーケットでの取り扱いが少ない規格外食品は、主に次の方法で入手できます。
 

直売所や道の駅

直売所や道の駅では、その地域でとれた旬の農作物を安価に入手できるのでおすすめです。
 
食品ロスはもちろんのこと、輸送にかかるエネルギーコストの削減にもつながります。また、地産地消に貢献できるため、地元の生産者を直接応援できるのもメリットです。
 

通販サイト

お近くに直売所がない場合には、通販サイトが便利です。一度に大量の規格外食品を購入したいときも、自宅まで届けてもらえるため手軽に利用できます。定期便サービスをおこなっている通販サイトもあるので、規格外食品を継続利用したい方におすすめです。
 

まとめ

規格外食品は上手に活用すれば、品質の良い野菜を安く手軽に食べられます。また、食料自給率が低い日本において、農作物の廃棄を減らす取り組みは重要なものです。
 
そこで環境問題に関心のある方も、見た目は個性的でもおいしい規格外食品を活用してみてはいかがでしょうか。
 

出典

消費者庁 令和3年度 消費者の意識に関する調査 結果報告書
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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