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「奨学金」はいくら借りられる?申し込み資格や家計基準はある?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月10日 10時10分

「奨学金」はいくら借りられる?申し込み資格や家計基準はある?

大学へ進学する際に、志望校や受験とともに、気になることは「奨学金」。奨学金を利用すれば、家計への負担を軽減させたうえで、大学に通えます。とくに、兄弟や姉妹がいるご家庭の場合は、奨学金がなければ、大学進学は厳しいこともあるでしょう。   しかし、奨学金は複数あるうえに、利用条件や借りられる金額が異なり、手続きの方法などが少々複雑です。そこで今回は、奨学金の支給額・申し込み資格・申し込み方法について、ご紹介します。

奨学金の支給額・借り入れ可能額はいくら?

奨学金には、第一種奨学金・第二種奨学金・入学時特別増額貸与奨学金の3種類があります。各奨学金の概要と基本的な条件について、表1にまとめました。
 
表1
 

奨学金の種類 概要・借りられる人
第一種奨学金 無利子で借りられる奨学金
高等学校等の全履修科目の評定平均値が5段階中3.5以上の人
第二種奨学金 有利子で借りる奨学金
学業成績が平均水準以上の人
入学時特別増額貸与奨学金 4人世帯の給与所得者の場合で、年収400万円程度以下など、一定の給与所得水準を下回る家庭の人

 
※独立行政法人日本学生支援機構サイトより筆者作成
 
第一種奨学金では、国公立大学の場合は、月額2万~5万1000円(年額24万~61万2000円)まで、私立の場合は、2万~6万4000円(年額24万~76万8000円)まで借りられます。通学場所や、家庭の年収によって、選べる奨学金の金額が異なる点に注意して、チェックしましょう。
 
第二種奨学金の場合は、月額2万~12万円まで(年額24万~144万円)、1万円刻みで、借り入れ金の設定が可能です。また、私立大学の医学・歯学課程や、薬学・獣医学課程へ進学する場合は、増額も可能です。
 
入学時特別増額貸与奨学金は、入学月に1回だけ受け取れる奨学金をいいます。10万円から50万円まで、5段階で設定が可能です。
 
実際に、自身がいくら利用できるのかをシミュレーションしたい場合は、独立行政法人日本学生支援機構が提供している「進学資金シミュレーター」を利用して、確認しておきましょう。
 

奨学金の申し込み資格・申し込み方法

奨学金を利用したい場合は、それぞれの申し込み資格・学力基準・家計基準を満たす必要があります。検討されることの多い、第一種奨学金・第二種奨学金の条件を、表2にまとめました。
 
無利子で借りられる第一種奨学金を利用するには、有利子の第二種奨学金よりも、厳しい条件をクリアする必要があります。第一種奨学金を利用したい場合は、家計状況と学力の条件を満たせるように、高等学校入学時から、意識しておく必要があります。
 
表2
 

 
※独立行政法人日本学生支援機構サイトより筆者作成
 
また、奨学金を申し込む際は、学校を通じて手続きをするか、日本学生支援機構へ直接申し込むことになります。基本的には、学校を経由しての手続きになるため、学校からの案内をチェックしておきましょう。
 

奨学金も検討して進学をかなえよう

奨学金を利用することで、家計の負担を抑えつつ、進学をかなえられます。とはいえ、無利子の第一種奨学金を利用する際は、学力・家計の基準が厳しく設定されているため、早期からの対策が必要です。
 
有利子の第二種奨学金は、利用しやすいものの、卒業後は返済が必要になりますので、のちの返済も考慮したうえで、奨学金の利用を検討しましょう。
 

出典

独立行政法人日本学生支援機構
「進学前に進学先で受ける奨学金の申込みをしたい方(予約採用)」

「進学前に申し込む(予約採用)」
「進学資金シミュレーター」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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