投資のルールはたったの3つ!投資に負けない仕組みづくりとは?
ファイナンシャルフィールド / 2018年8月20日 9時0分
![投資のルールはたったの3つ!投資に負けない仕組みづくりとは?](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_22648_0-small.jpg)
「投資って聞くと怖いけど、預貯金じゃお金が増えないし、老後が大変って話も聞くから何もしないわけにはいかない。でもどうやったらいいかわからない!」という方は多いのではないでしょうか。 今日は金融商品で投資をする場合の、負けない仕組みづくりの基本をお伝えします。
そもそも投資って?
私のところにご相談に来られるお客様の中に、「投資は怖い」という方がいらっしゃいます。例えば、株であれば「安い時に買って、高い時に売って儲ける」というように、投資に対してギャンブルに近いものをイメージされているのです。
しかし、これはどちらかというと「投機」と呼ばれるもの。「投機」は「機会にお金を投げる」ことを指します。株価が上がりそうな株を買うことは、勝ちそうな馬の馬券を買うようなものですので、確かにギャンブルに近いですね。「投機」のように、短期的な株価の値動きが重要になる取引は、さまざまな要素が複雑に絡み合っているため、大変予測が難しく毎回うまくいくとは限りません。100万円得した翌月に、300万円損したなんてことになれば、大切な資産を守ることはできません。
それに対して、「投資」はじっくりと時間をかけてお金を育てていきます。「預貯金」と「投機」の間くらいの位置づけです。多くの場合、投機ほど短期間に大きく増えることはありませんが、その逆もほぼありません。
先述のとおり、株などの金融商品に対して怖いというイメージをお持ちの方も少なくありませんが、「投機」ではなく「投資」であれば、初心者でもリスクを抑えて運用することができます。
ルールはたったの3つ!
銀行や証券会社に勤めている人であれば、ほとんどの方が知っていることですが、投資のルールはたったの3つです。
この3つのルールを守って投資をすれば、リスクを抑えつつ資産を成長させることができます。
それは、
(1)長期投資
(2)分散投資
(3)ドルコスト平均法
以上の3つです。
一つずつ簡単に見ていきましょう。
長期投資
「投資は長い目で見ましょう」ということです。積み立て投資の場合、長い年月をかければかけるほど投資の成績は安定します。
例えば、コインを10回トスした時、表・裏のどちらか一方が多く出ることもあるでしょう。しかし、10万回トスするとほぼ5万回ずつ表と裏が出るようになってきます。
これを大数の法則というのですが、積み立て投資でも同じことが言えます。増える年もあれば、減る年もあり、それを繰り返していくことで運用成績は平均化していきます。これが長期投資のメリットです。
分散投資
投資の格言として「1つのかごにすべての卵を盛るな」という言葉があります。
1つのかごにすべての卵を入れておくと、かごを落とした時に当然すべて割れてしまいます。しかし、卵をできるだけ多くのかごに分けて入れておくことで、かごを一つ落とした時の損失を抑えることができます。
株であれば、できるだけたくさんの銘柄かつさまざまな業種を選んで買うことで、リスクを最小限に抑えることができます。これが分散投資のメリットです。
ドルコスト平均法
毎月一定額を出資し、投資信託などを購入していく手法です。
毎月一定額を出資するので、投資信託の値が上がっている時は買える口数が少なく、下がっている時は多く買えます。
値が下がると預けたお金が減ってしまうので怖いというイメージがありますが、安い投資信託の口数を多く買えるので、その後、値が上がるとかえって増え方が大きくなります。
積み立て投資というとお金を積み立てるようなイメージがありますが、「ドルコスト平均法」はわかりやすく言うと「口数を積み立てる」方法です。積み立てた口数に対し、ゴール時の価格で最終的にいくらになるかが決まります。
ドルコスト平均法を使うと、いつ始めるかを考えたり、途中いくらになっているかを注視する必要がありません。「いつ積み立てを終えるか」ということを判断するだけで良いので、その点も大きなメリットです。
後は何を選ぶか?
上記の3つのルールを守って投資をすれば、リスクを抑えつつ資産をじっくり増やすことができます。
ただし、今後下がり続けるものに投資をしてしまうと、当然負けてしまいます。毎月積み立ての投資信託などを始めるとしても、成長し続けることが期待できるものを選ばなくてはなりません。
今、世界では経済や株式市場が伸びてきています。そのため、先進国の優良企業の株式で構成されているもの等が、比較的良いでしょう。書籍で調べたり、専門家に相談したりするなど、しっかりと情報収集してから取り組むことをお勧めします。
Text:萬實赳志(ばんみ たけし)
AFP認定者
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