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「大卒」と「高卒」の生涯年収はどれだけ違う? 塾代180万円、学費500万円を払ってでも大学に行ったほうが良い?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月17日 2時10分

「大卒」と「高卒」の生涯年収はどれだけ違う? 塾代180万円、学費500万円を払ってでも大学に行ったほうが良い?

「大卒のほうが年収は高くなりやすいことは知っているけれど、多額のお金を教育費につぎ込んで回収できるのか」と思いませんか? 本記事で調べてみたいと思います。

学歴別の生涯賃金

「ユースフル労働統計2022」の調査によると、学校を卒業した後にフルタイムの正社員を60歳まで続けた場合の生涯賃金は図表1のとおりとなっています。なお、退職金は含まれていません。
 
【図表1】


 
独立行政法人労働政策研究・研修機構 21生涯賃金など生涯に関する指標|ユースフル労働統計2022
 
男性は高卒で2億500万円、大卒または大学院卒で2億6190万円となっており、高卒と大卒で約5700万円の差があります。女性では高卒で1億4960万円、大卒で2億1240万円と約6300万円の差となっており、男性より顕著であることがわかります。
 

塾代と学費を回収できるのか?

大卒と高卒では生涯賃金に6000万円程の差が出るようです。「多額のお金を教育費につぎ込んで回収できるのか」については、私立医大に進学したとか、何年も浪人したなどではない限り、回収できるように思えますね。
 
それでは、大学に行くための塾代と大学の学費にどのくらいかかるものなのかも知っておきましょう。
 

塾代

子どもの塾代は、かけようと思えばキリがないものです。どこの塾に行くのか、何歳から通うのかなどによって大きく金額が変わってくるため、一概にいくらとはいえません。
 
大まかな目安としては、受験を控えている中学3年生、高校3年生で年間30万円程のようです。中学1年生から高校3年生まで6年間通った場合には180万円程ですね。
 
ただし、有名大学や医学部の合格者を多数出しているような進学塾であれば、年間100万円以上かかる場合もあります。
 

学費

大学4年間にかかる学費は、国立大学はであればどこでも約250万円(年間授業料53万5800円、入学料28万2000円)です。
 
私立大学の学費は学校によって異なりますが、文部科学省の調査によると平均額は約470万円(年間授業料93万943円、入学料24万5951円、施設設備費18万186円)となっています。
 

まとめ

大卒と高卒では生涯賃金に約6000万円の差が出るようです。
 
大学へ進学する場合にかかる塾代と学費は多く見積もっても1000万円程なので、回収できるのか否かで考えると「回収できる」可能性が高いといえるでしょう。
 

出典

独立行政法人労働政策研究・研修機構ユースフル労働統計2022 21生涯賃金など生涯に関する指標
文部科学省 国立大学と私立大学の授業料等の推移
文部科学省 私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査結果について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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