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銀行の預金につく「利息」の財源は?税金との関係はどうなっている?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月17日 3時30分

銀行の預金につく「利息」の財源は?税金との関係はどうなっている?

銀行にお金を預けていると、時折振り込まれている「利息」。わずかな金額が入金されたことをみて、   「このお金は、どこから確保されたのか?」 「なぜ、お金を預けているだけで利息がもらえるの?」   と、気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、このお金には税金がかかるのかと、疑問を抱く方もいるかもしれません。   そこで、今回は「銀行に預金すると、なぜ利息がつくのか」「利息と税金の関係」などについて、ご紹介します。

預金に利息がつく仕組み

銀行にお金を預け入れすると、定期的に利息がつきます。それは、預け入れされたお金を、銀行が企業への貸し付けや国債で運用して、利益を獲得しているためです。運用によって得られた利益は、元手となったお金の預け主へ分配されます。
 
利息として分配される金額は、金利の種類に応じて、異なる利率で計算されています。個人が利用する普通預金口座の場合、普通預金金利として年利0.001%が適用されることがほとんどです。1日の利息を計算する場合は「預金残高×金利÷365」で求められます。
 
※税金は考慮していません
 
また上記のような単利のほかに、複利として「1年複利」「半年複利」「1ヶ月複利」や、「固定金利」「変動金利」など、さまざまな金利が設定されています。複利が適用されるのは、定期預金や財形貯蓄預金などが主になります。
 
銀行や口座の種類によって、金利や利率は異なるため、気になる場合は、各銀行のウェブサイトを確認しておきましょう。
 

利息と税金

「運用利益を分配しているならば、税金との兼ね合いはどうなっているの?」と、気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
実は、受け取る利息にも税金がかかっています。しかし、利息が口座へ振り込まれるまえに、銀行で納税手続きがとられているため、個人単位では手続きは発生しません。
 
利息にかかる税率は、2023年現在、一律で20.315%です。2013年1月1日から2037年12月31日までに付与される利息には、復興特別所得税が上乗せされるため、受け取れる金額がいっそう低くなる傾向にあります。
 
預金にかかる税の内訳は、所得税・復興特別所得税が15.315%、地方税が5%になります。復興特別所得税は、2037年までですので、2038年以降は、税金によって差し引かれる金額が少なくなる見込みです。
 
ここまでで「利息に税金がかかる」と説明しましたが、実は、全ての利息が課税されるわけではありません。
 
財形預金口座(財形住宅貯蓄・財形年金貯蓄など)で付与される利息や、マル優・特別マル優(※)の申請手続きをした場合には、一定金額までの預金に対する利息は非課税となっています。
 
※障害者手帳の交付を受けている方、遺族年金を受給している方などが利用できる制度
 

銀行の運用利益を利息として受け取れる!

「自分の預金が運用されている」と聞くと、不安に思うかもしれませんが、実はその利益が、時折受け取れる利息に反映されています。
 
通常の預金口座の場合は、0.001%程度のため、大きな金額にはならないものの、知識として、覚えておいてもよいかもしれません。
 

出典

一般社団法人全国銀行協会「どうして預金するだけで利息がつくの?税金は申告しなくていいの?」
国税庁 タックスアンサー(よくある税の質問) 「No.1313 障害者等のマル優(非課税貯蓄)」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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