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【リスキングってなに?】助成金確保で新たなスキルにチャレンジ!

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月17日 9時0分

【リスキングってなに?】助成金確保で新たなスキルにチャレンジ!

技術の進化や社会の変動に伴い、職業の内容や求められるスキルが変わってきています。この変化に対応するため、多くの人々や企業が「リスキリング」という考え方に目を向けているのです。政府や自治体もこの動きを支援するための助成金制度を設けています。   この記事では、リスキリングの意味や助成金について詳しく解説します。

リスキリングとは?

リスキリングは、現在の職種や業界での変化に対応するため、新しいスキルや知識を習得する取り組みを指します。そもそもは職業能力の再開発、再教育のことを意味しますが、近年では、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)戦略などおいて必要となる業務に順応できるよう、従業員がスキルや知識を再習得するという意味で使われることが増えています。
 
技術の進化や経済の変動、社会のニーズの変化など、さまざまな要因により、従来のスキルだけでは、充分な対応が難しくなる状況が出てきました。
 
例えば、20年前には存在しなかったSNSマーケティングやデータ解析のスキルが、現代のビジネスシーンでは強く求められるようになりました。また、ある製造業の民間企業では、従業員にロボット技術やAIを活用した生産ラインの操作スキルを習得させるため、研修を実施しています。
 
このように、リスキリングは自分自身の市場価値を高め、雇用の安定やキャリアアップを図るための重要なステップとなるのです。
 

リスキリングの現状と可能性

リスキリングの必要性は増していますが、実際の取り組みはまだ充分ではありません。企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)やGX(グリーントランスフォーメーション)への対応、人材配置などの経営課題としてリスキリングを重視している一方で、その取り組みは充分な成果を上げているとはいえません。
 
政府や自治体も助成を通じてリスキリングを推進していますが、単なる制度や予算だけでは、その効果は限定的なものにとどまるでしょう。
 
ある企業では、社員の主体性と自律性を重視した学習管理システムを導入して、リスキリングを促進しています。リスキリングでは学習の継続と内容の定着が成功の鍵となるため、「パーソナル・レコメンド」や「ナレッジ・アンカリング」、そして学びのコミュニティの構築が不可です。
 
また、リスキリングの取り組みは、単にスキルの習得だけでなく、組織文化の醸成や社員の学習意欲の喚起にもつながります。
 

DXリスキリング助成金

リスキリングを推進するための公的助成の例として、「公益財団法人東京しごと財団」が募集する「DXリスキリング助成金」を紹介します。
 
これは、技術の進化やデジタル変革に対応するためのスキルアップを目指す労働者を支援するための制度です。この助成金は、中小企業や大企業、さらには業況が厳しい事業主などを対象としています。ただし、具体的には、中小企業の場合、助成金の上限額や助成率が設定されており、業種や規模によっても異なります。
 
例えば、小売業やサービス業、卸売業などの中小企業は、それぞれの資本金や従業員数に応じて、助成金の適用が決まります。また、業況が厳しい事業主や地域特例の事業主も、特定の条件下で助成金を受け取ることができます。
 
この助成金を活用することで、企業は従業員のスキルアップを促進し、デジタル変革に対応する力を強化することが期待されます。
 

リスキリングで未来を切り拓きましょう

リスキリングは、現代の変動する社会でのキャリアの継続や成長を目指すための重要な取り組みとなっています。新しいスキルの習得は、個人の市場価値を高めるだけでなく、企業の競争力を向上させる要因ともなります。
 
助成金を活用し、自らのスキルを磨くことで、未来のキャリアをより明るく、安定したものにすることができるでしょう。
 

出典

東京しごと財団 雇用環境整備課 令和5年度DXリスキリング助成金
東京しごと財団 令和5年度 DX リスキリング助成金 募集要項
一般社団法人ジャパン・リスキリング・イニシアチブ リスキングとは?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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