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朝食はパン派! 値上げの中で節約する方法はありますか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月18日 10時0分

朝食はパン派! 値上げの中で節約する方法はありますか?

食品の値上げが止まらず、節約を余儀なくされている家庭は多いのではないでしょうか。2023年7月に値上げされた全食品分野のうち、最多の品目数となったのはパンです。朝食にパンを食べている家庭にとっては負担増となるでしょう。   この記事では、アンケート調査から分かった値上げによる朝食の変化や、回答者が実際に行っている節約方法を紹介します。

止まらない値上げラッシュ

帝国データバンクが行なった調査によると、2023年に値上げされた食品は6月30日までの判明ベースで、累計2万9106品目にのぼり、前年の累計を越えました。
 
2023年7月の値上げは3566品目で、その中で最多の品目数となったのは1578品目のパンです。パンは2022年7月に、輸入小麦価格改定の影響を受けて、一斉値上げとなりました。値上げの品目数でパンが最多となるのは、2022年7月以来1年ぶりです。日常的にパンを食べる家庭にとっては痛い値上げとなりました。
 

値上げで朝食はどう変化したか

民間会社が行った朝食に関するアンケート調査によると、朝食によく食べるメニューの第1位は「食パン」で49%です。2位は「ヨーグルト」の48%、3位は「果物」の37%と続きます。朝食に食パン以外の、菓子パンなどを食べると回答した人も30%いました。
 
食品の値上げにともない、朝食に変化があったかを質問したところ、「あまり変わらない」と回答した人が最も多く43%となりました。「まったく変わらない」と回答した人も30%と、約7割以上の人について朝食に値上げの影響はほぼ出ていないことになります。
 
その一方で、26%の人が「変わった」もしくは「少し変わった」と回答しました。食品の値上げにともない朝食が変化した人の意見を見ると、特にパン食の人が多い印象です。具体的に朝食にどのような変化があったかというと、「食べる量を減らした」「安いパンに変えた」「ご飯(米食)の回数が増えた」などの声がありました。
 

朝食の節約方法は?

食品の値上げを受け、朝食にかかる費用を節約している人は少なくありません。アンケート調査で多かった回答は、「ご飯(米食)を食べる」「安いスーパーマーケットで購入する」「食材をむだにしない」「週末に作り置きをする」などです。
 
パンが値上がりしていることを考えると、朝食をパンからご飯(米食)に変える節約法が最も効率的でしょう。
 
パンと比較すると米は比較的安定した価格で推移しており、朝食の救世主といえそうです。ご飯(米食)はパンと比較すると腹持ちがよく、間食の回数が減ったという声もありました。朝食にかかる費用が減るだけでなく、間食代が減るという思わぬメリットを得られるかもしれません。
 
ただし、新米の小売価格も前年と比較するとやや高めとなっており、今後の値上げが心配されます。アンケート回答にもあったように、できるだけ安く食品を購入し、食材をむだにしないなどの工夫が必要です。
 

パン食からご飯に変えるのが最も効果的

朝食にパンを食べることが多いご家庭の場合、パンからご飯(米食)に変えることで食費を節約できる可能性があります。
 
「朝食は絶対にパン」という人は、週に1~2日ご飯(米食)の日を設けるだけでもよいでしょう。他にも安いスーパーマーケットを利用する、食材をむだにしないなど、できる範囲で節約してみてはいかがでしょうか。
 
年末までに値上げされる食品は累計3万5000品目前後に及ぶ見通しです。小さな節約を重ねて、家計を守っていきましょう。
 

出典

帝国データバンク 「食品主要195社」価格改定動向調査 ― 2023年7月
アイランド株式会社 今年取り入れたい朝食 朝型生活に関する調査<朝時間.jp>
農林水産省 米の価格情報1 相対取引価格・数量
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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