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【パソコン引き取り】被害が多発! 正しい処分の仕方は?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月18日 1時50分

【パソコン引き取り】被害が多発! 正しい処分の仕方は?

パソコンは法律によってリサイクルが義務付けられているため、不燃ゴミや粗大ゴミに出すことができません。また、パソコンには、重要な情報が残されていますので、処分前にデータの完全消去をしておく必要があります。不要になったパソコンの処分方法が分からないという方もいるかもしれません。   本記事では、パソコンを正しく処分する方法を紹介します。

パソコンからのデータ漏洩に気をつけよう!

パソコンには、個人情報、クレジットカード情報、各種サービスのIDやパスワード、インターネットの閲覧履歴など、さまざまな情報が記録されています。万一、データを流失してしまうと、第三者に悪用されるかもしれません。
 
過去には、廃棄パソコンから企業の重要業務に関わる情報が流出した事件がありました。ほかにも、中古品のパソコンから個人情報が流出して、ストーカー被害に遭ったケースもありますので、充分に気をつけましょう。
 

パソコンを処分する前にやっておくこと

不要なパソコンを処分する際には、まず、すべてのデータを消去しておきましょう。ファイルをゴミ箱に捨てる、外付けSSDなどに移動させる、パソコンを初期化するなどの方法では、データを完全に消去することはできません。
 
これらの方法は、データがパソコンの画面上からは見えなくなっているだけです。ストレージ内にデータが残っている状態ですので、専用ソフトウエアを使えば簡単に復元が可能です。この状態で、悪意のある人物にパソコンが渡ってしまったら、復元されるリスクがありますので注意してください。
 
パソコンのデータを完全に消去する方法としては、データ消去ソフトを使用する、物理破壊、電磁消去などがあります。データ消去ソフトはいろいろな種類があり、ソフトによってどの程度まで消去できるのかが異なります。利用前に特徴をよく把握しておいたほうがよいでしょう。
 
物理的に破壊する方法は、データが入っているSSDやHDDをパソコンから取り出さなくてはなりません。ハンマーやドリルなどで破壊すると、有害物質が飛散する可能性がありますので、慎重に作業してください。電磁消去は個人で行うのが難しいので、専門業者に依頼した方がよいかもしれません。これらの方法でデータ消去を行うと、二度と戻せなくなります。大事なデータは作業前にバックアップをとっておきましょう。
 

パソコンの処分方法

データを完全に消去したら、パソコンを処分します。パソコンは法律によってリサイクルの対象となっているため、そのままゴミとして捨てることができません。法律に従って適切な方法で処分してください。
 
不要なパソコンは、メーカーに回収を依頼できないか、連絡してみるとよいでしょう。メーカーによっては、パソコンの回収サービスを実施しており、「PCリサイクルマーク」が貼られている製品であれば、無料で引き取りをしてくれます。
 
メーカーでの引き取りが難しい場合には、回収業者を利用するのも手です。回収業者の中には、パソコンの無料引き取りや、データ消去サービスを行っているところもあります。
 
いろいろな回収業者がありますので、公式サイトなどでよく確認し、信頼できる業者を選ぶようにしてください。自治体の中には、ノートパソコンやタブレット端末などの回収ボックスを用意しているところもあります。お住いの地域の役所のホームページなどで、情報を調べてみるとよいでしょう。
 

不要なパソコンはデータを完全消去してから処分!

パソコンには、個人情報、金融情報、閲覧履歴などの情報が残されています。消去ソフトウエアを使う、物理的に破壊するなどの方法でデータを完全に消去してから処分してください。
 
2003年10月以降に販売されたパソコンには、PCリサイクルマークがついています。このマークがあるパソコンはリサイクル費用が上乗せされていますので、無料で回収してもらえます。マークがない場合には、回収業者に相談してみるか、自治体の回収ボックスを利用するとよいでしょう。
 

出典

経済産業省 パソコンのリサイクル(資源有効利用促進法)
総務省 事例5:中古パソコンによるデータの漏洩
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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