ついに「空飛ぶ車」の販売開始!?アレフ・エアロノーティクス「モデルA」の気になる価格は?
ファイナンシャルフィールド / 2023年8月18日 2時20分
![ついに「空飛ぶ車」の販売開始!?アレフ・エアロノーティクス「モデルA」の気になる価格は?](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_227138_0-small.jpg)
SF映画の世界によく出てくる「空飛ぶ車」が、現実の世界でも、見られる時代がやってくるかもしれません。アメリカの新興企業アレフ・エアロノーティクスは「モデルA」の先行販売を開始して、2025年末の納車を目指しているとのこと。 今回は、この「空飛ぶ車」の概要や気になる価格をご紹介します。
「空飛ぶ車」を販売するアレフ・エアロノーティクス社とは?
アレフ・エアロノーティクス社は、アメリカ・カリフォルニア州の新興自動車メーカーで、支援企業には、宇宙開発会社スペースXも含まれています。
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』で、主人公マーティ・マクフライが空飛ぶ車を運転したのは、2015年という設定になっています。その2015年に、同映画に触発された4人の若者は「空飛ぶ車」を開発する会社の設立を決意しました。
アレフ・エアロノーティクス社は、空飛ぶ車「モデルA」を開発して、アメリカ連邦航空局(FAA)から、特別耐空証明を与えられたことを、2023年6月27日に発表しました。数多くの自動車メーカーが「空飛ぶ車」の開発を行うなかで、道路走行と飛行ができる完全電動車が、米政府の認可を得るのは初めてのことです。
アレフ・エアロノーティクス「モデルA」の特徴は?
アレフ・エアロノーティクス「モデルA」は、公道を走行して、普通車と同じように駐車ができる、空飛ぶ車です。垂直離着陸の能力を持つため、滑走路を必要としません。そのため、渋滞中の道路では、垂直に離陸して、道路の上空を飛行できるため、渋滞問題の解決策になることが期待できます。
「モデルA」のプロトタイプ(試作機)は、2021年に公開されています。機体の中央にキャビンがあり、車体下部に8個のプロペラを持つ構造になっています。航続距離は200マイル(約322km)、飛行距離は110マイル(約177km)で、搭乗可能人数は1~2名です。
アレフ・エアロノーティクス「モデルA」の気になる価格は?
アレフ・エアロノーティクス「モデルA」の価格は、1台30万ドル、日本円で約4200万円(1ドル=140円で計算)になります。公式サイトで事前予約の受け付けを行っていて、通常予約には150ドル(2万1000円)、優先予約には1500ドル(21万円)の手付け金が必要です。
なお、同社は、2025年末に最初の納車を目指しているとのことです。
環境に優しく渋滞緩和にもつながる「空飛ぶ車」の今後に期待!
空飛ぶ車が実用化されると、交通手段が多様化し、都市部での渋滞が緩和されることが期待できます。完全電動車であるため、環境にも優しいことがメリットです。
一方で、空飛ぶ車の実用化には、解決しなければならない課題もあります。
例えば、航空法の規制対象となるため、耐空証明・型式証明が必要であり、空飛ぶ車に関する制度を整えなければなりません。機体そのものの安全性はもちろん、離着陸場や充電ステーションなどの、インフラを整える必要もあります。
環境に優しく、渋滞緩和にもつながる「空飛ぶ車」のメリットは、大きいといえるでしょう。今後も、新車種の開発や、運用に向けた取り組みが積極的に行われていき、近い将来に、実際に「空飛ぶ車」が見られる世の中になることが期待されます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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