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新車でも「エンジンオイル」の交換は必須? 理想的な「交換頻度」についても解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月18日 2時20分

新車でも「エンジンオイル」の交換は必須? 理想的な「交換頻度」についても解説

家電、携帯電話、雑貨……新しいものはどのようなものでもワクワクするものです。長い納期を経て新車が納車されたときも感激はひとしおでしょう。新たなカーライフが始まりますが、それは同時に長いメンテナンス生活の始まりでもあります。本記事では、新車と主要なカーメンテナンスであるオイル交換の関係性について解説します。

新車でもオイル交換は必須

まず結論ですが、新車であろうとエンジンオイルの交換はこまめにする必要があります。しかし、中には「新車なんだから」と購入から数年間、走行距離が数万キロに達しても「オイル交換を一切しなくても問題ない」と考えてしまう人もいるようです。ですが、新車であっても中古車であってもエンジンオイルの交換は定期的にする必要がある、ということは理解しておかなければなりません。
 

なぜオイル交換をしなければならないの?

新車でもオイル交換をこまめにしなければならないのかと疑問に思う人もいるかと思います。エンジンオイルの役割と、新車だからこそオイル交換をする理由について解説します。
 

金属片が出やすい

車は数万点もの部品から構成されています。エンジンにも多くの部品が使われており、これらがそれぞれ動くことで車が走行します。その際に動く部品同士が接触している部分が摩耗し金属片が出て、エンジンオイルが汚れてしまいます。
 
エンジンオイルが汚れてしまったらどうなるのかというと、エンジンオイルが本来持っている冷却や潤滑といった性能が次第に弱くなります。これによりエンジン本体に不具合をきたし、最悪の場合エンジンが壊れてしまうという事態が起こるのです。
 
近年は部品の精度も上がっているので金属片が出にくいとはいわれていますが、それでも多少の金属片が出るため、特に新車の場合は早めのエンジンオイル交換が必要となるのです。
 
エンジンオイルは人間でいうところの「血液」に該当します。血液がドロドロになると身体に悪影響を及ぼしますが、エンジンオイルの汚れはドロドロ血液と同じ意味と考えればわかりやすいかもしれません。
 

エンジンを動かせば動かすほど汚れる

エンジンは常に高温で動きます。エンジンオイルの役割のひとつに「エンジンの冷却」があり、高音で動くエンジンを冷やすためにオイルが活躍します。また、エンジンはガソリンを燃焼させて動力を得ますが、その際に出た汚れを「洗浄」する効果もあります。これらによってエンジンオイルは次第に汚れていくのです。
 

オイルは時間の経過で劣化する

では車に乗らなければエンジンオイルは交換しなくても大丈夫では、と思うかもしれませんが、車を動かさなくてもエンジンオイルは劣化します。空気に触れることで「酸化」し、エンジンオイルが本来持つ性能を発揮しにくくなるので、定期的な交換が必要になるのです。
 

理想的なオイル交換の頻度は

オイル交換をしなければならないのは理解できたかと思います。ではどれくらいの頻度でオイル交換をすればいいのでしょうか。車の使い方によってオイル交換の頻度は変わってきますが、基本的には「走行距離」もしくは「前回の交換からの期間」のいずれかを目安に交換をすれば問題ありません。
 
多くの国産車の場合は1年または1万kmのいずれか早いほうを目安にオイル交換するといいとされています。ただし、1回の運転時間が短い(30分以内)、高速走行や山道などの運転が多いといった「シビアコンディション」と呼ばれる乗り方が多い場合は半年もしくは5000kmがオイル交換の目安となります。
 
軽自動車の場合、普通車よりもオイル交換はこまめにする必要があります。軽自動車のエンジンは普通車のエンジンよりも高回転で回ることが多く、エンジンオイルの劣化スピードが速いためです。少なくとも半年に1回は交換した方が故障リスクを抑えられるでしょう。
 

車のオイルは人間の血液と同じ

車にとってエンジンオイルは人間の血液と同じで、常に循環しています。エンジンを最適な状況に保つため、こまめにオイル交換することで、自身の車を健康な状態を保つことができるでしょう。
 
執筆者:宇野源一
AFP

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