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電話で自動音声ガイダンスを悪用する詐欺が増加中! どんな電話で対策法は?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月18日 9時20分

電話で自動音声ガイダンスを悪用する詐欺が増加中! どんな電話で対策法は?

2022年11月に、NTTファイナンス(株)は自社をかたった自動音声ガイダンスによる詐欺について注意喚起を行いました。これまでは、メールやSNSに不審なメッセージが届くフィッシング詐欺が横行していましたが、これに加えて新たな手口として電話が使われるようになったのです。   本記事では、この偽ガイダンスによる詐欺について具体的な内容や、被害に遭わないための対策を解説します。

どんなガイダンスが流れるの?

自動音声による詐欺とは、自動音声の電話がかかってきて、ATMでの振込操作や個人情報を聞き出す手口です。
 
例えば、「NTTファイナンスです。料金未納につき法的措置をとることになりました。詳しい説明は1を押してください」「NTTファイナンスです。料金の未納があるので電話が利用停止となります。オペレーターにつなぐ場合は2を押してください」「九州電力です。お客さまの電気代は未払いのため、2時間後停電となります。詳しくは1を押して担当をつないでください」といった内容の音声が流れてきます。
 
共通している内容は、「番号を押すように要求する」「未納料金があると告げる」「だれもが知っている大手企業の名をかたる」の3点です。
 
電話はメールやSNS、SMSよりも緊急性が高く感じられ、すぐに対応しなければならないといった気持ちにさせられます。また、特殊詐欺は家庭訪問によるものや固定電話にかかってくるといった先入観があり、携帯電話にかかってくると「本物」だと信じ込んでしまう人もいるようです。
 
これまで、自動音声による詐欺はあまり知られていませんでしたが、そこに付け込んで今後増えてくる可能性が高いです。
 

だまされないための対策

大前提として、身に覚えのない未納料金の請求は無視することです。急に電話がかかってきて自動音声ガイダンスが流れたら、固定電話であれ携帯電話であれ、すぐに切りましょう。日頃から、知らない番号からの電話や非通知の電話には出ないこと、かけ直さないことも重要です。
 
ガイダンスが大手企業の名を告げていて不安に感じたら、企業のホームページから事業者の連絡先を調べて問い合わせてください。間違っても自動音声が知らせてきた電話番号に連絡してはいけません。
 
また、消費者ホットラインに相談してみるのも有効です。これは、最寄りの消費生活センターなどを紹介してくれる全国共通の番号です。警察にも相談しておきたい場合は、警察相談専用電話に連絡してみてください。最寄りの警察窓口につながる全国共通の番号です。
 
「自分は大丈夫だが、高齢の親がだまされないだろうか」と心配な人もいるでしょう。対策としては、電話でお金の話が出たら、支払う前に必ず家族や友人に相談すると決めておきましょう。だれかに相談すれば怪しい電話であることはすぐに判明します。固定電話を留守番電話に設定するのも効果的です。
 

電話を使った詐欺には「焦らず」「慌てず」「冷静に」

詐欺グループは「逮捕される」「訴訟する」などといった法律関連の言葉を使ったり、「今日中に」「〇時までに」と日付や時間を区切ったりして、わたしたちを焦りやパニック状態にして、正常な判断ができないように誘導してきます。「だれにも話してはいけない」と、相談できないように制限をかけてくることもあります。
 
しかし、情報をチェックすること、警察や家族に相談することを徹底すればだまされることはありません。このような怪しい電話がかかってきたら、「焦らず」「慌てず」「冷静に」対応しましょう。
 

出典

NTTファイナンス株式会社 「NTTファイナンス」をかたった不審なSMSや訪問及び自動音声による電話にご注意ください(2022年11月11日更新)
九州電力株式会社 九州電力を騙った自動音声ガイダンスによるご連絡にご注意ください
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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