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「夏のエアコン」って結局何度がいいんですか?「28度」だと暑いのですが、節約のために耐えるべきでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月20日 2時10分

「夏のエアコン」って結局何度がいいんですか?「28度」だと暑いのですが、節約のために耐えるべきでしょうか?

エアコンの適切な設定温度は個人の好みや快適さによって異なりますが、一般的に推奨されている設定温度は夏季については28度とされています。この28度という推奨温度は、主に節電や環境への対策のためです。そのため、実際に28度の環境で生活していると、正直暑いと感じる方も多いのではないでしょうか。では、快適に過ごすうえで設定温度は結局何度が良いのでしょうか。

なぜエアコンの設定温度は28度が推奨されているの?

夏のエアコン稼働時は、設定温度を28度に合わせることが推奨されています。これは、平成17年の「クールビズ」運動をきっかけに、法令によって定められた室温設定の範囲に合わせて作られた推奨温度です。28度という設定温度は、主に事業者がオフィスの空調を管理するうえで目安としての推奨温度です。そのため、個人が自宅でエアコンを使うときは、必ずしも28度に合わせて空調管理しなければならないわけではありません。
 
自宅のエアコンの設定温度を28度にし、暑さや不快感を覚えるのであれば、まずは自分にとっての最適な室温が何度かを見つけることが重要です。もちろん、最適な温度はその日の外気温や体調などによって変化するものです。ですから、まず推奨温度の28度から始め、少しずつ設定温度を変えながら自分にとってベストな温度を探りましょう。
 

設定温度を下げると電気代は上がってしまう

自分が快適だと感じる設定温度が28度より低いのであれば、基本的に28度以下に設定してからエアコンを稼働しても問題はありません。ただ、設定温度28度以下でエアコンを使う場合、心配になってくるのが電気代です。環境省の指針によれば、夏の冷房稼働時は、エアコンの設定温度を1度変えるだけで、約13%も消費電力が変わってくるそうです。
 
つまり、設定温度を低くすれば、その分だけ消費電力が増え、電気代もかさんでしまうことになります。電気代が高騰しているなか、エアコンのフル稼働によって電気代がより高くついてしまうことは避けたいところでしょう。電気代を抑えつつ快適さも追求したいなら、ただ設定温度を下げるのではなく、エアコンを工夫して使う方法が有効です。
 

電気代を節約しながら夏を快適に過ごす方法

エアコンを稼働するときは、基本的に自動運転モードを活用しましょう。自動運転モードとは、エアコンが室温や湿度を自動的に感知し、適切な冷房または暖房を行う方式のことです。設定することでユーザーは設定温度の手動操作が不要になり、エアコンが自動的に最適な条件を判断して運転します。
 
自動運転モードを選択することで、効率的に空調を管理でき、消費電力を節約しながら室内を快適な状態に保つことができます。また、節電のうえでサーキュレーターや扇風機を併用するのも効果的です。サーキュレーターや扇風機は、室内の空気を効率的に循環させることができます。エアコンの冷気を室内に充満させやすくなり、少ないエネルギーで室内をすばやく冷やすことができるのです。
 

エアコンを効率的に使って暑い夏を乗り切ろう!

猛暑が続く夏は熱中症の危険も大きく、エアコンはなるべく積極的に使っていきたいところです。設定温度が自分に合っておらず、エアコンをつけていても暑いと感じるなら、設定温度を変更して適切に空調を管理しましょう。そのときは、自動運転モードにすると節電効果が高いのでお得です。より節約を考えるなら扇風機やサーキュレーターの併用も有効なので、そうしたアイテムも駆使しながら暑い夏を乗り切りましょう。
 

出典

環境省 どうして「28℃」?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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