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「ごはん」と「パン」どっちがお得?1ヶ月でかかる費用を計算してみた

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月21日 5時40分

「ごはん」と「パン」どっちがお得?1ヶ月でかかる費用を計算してみた

私たちの生活に欠かせない、ごはんとパン。「パン派」「ごはん派」と、好みは分かれますが、どちらも、食生活を支える大きな要素です。   しかし、気になるのは、それにかかる「お金」ではないでしょうか。物価高の影響から、食品類の値上げが続くなか、できるだけ、お得な食品を選択したいと考える方もいるでしょう。   今回は、ごはんとパンのどちらがお得かについて、具体的な金額を算出して、検証していきます。

私たちがごはんとパンに使う金額は?

まずは私たちが、ごはんとパンに、どれくらいのお金をかけているのかをみていきましょう。今回参考にするデータは、総務省「家計調査」です。
 
同調査によると、令和5年6月において、1世帯あたりの米にかける支出金額は、1535円でした。一方、パンは、2788円という結果が出ています。
 
参考までに、私たちが日頃購入する食品の平均価格を、下記に一覧にしました。

品目 平均金額(月)
1535円
パン 2788円
めん類 1686円
菓子類 7356円
調理食品 1万1595円

※総務省「家計調査報告」をもとに筆者作成
 

数字ではパンのほうが高い

同調査の数字のみを確認すると、一見、パンを購入する人が多いように思えます。しかし、パンは米よりも単価が高いため、おのずと金額が上がっている可能性があります。
 
総務省統計局の「小売物価統計調査」(2023年7月)によると、調理パンの平均的な価格は、215円です。一方、米の5kgの平均は、2046円という結果が出ています。茶わん1杯のごはんの重さは、約150g(精米の場合は約65g)のため、1食あたりの金額に換算すると、約27円です。
 
パン1個あたりの平均価格が215円、ごはん1杯あたりの平均価格が約27円のため、このデータでは、米(ごはん)のほうがお得だと、判断できます。
 

米とパンの特徴

金額面のみで考えると、米がお得です。しかし、米もパンも、毎日食べ続けるもののため、それぞれの特徴を把握したうえで、バランスよく食べることが大切です。
 

米の特徴(メリット・デメリット)

米は、5kgや10kgなど、まとめて購入・保存できるという特徴があります。また、パンと比較して、腹持ちがよいというメリットもあります。一方、買い出しでは重くて運ぶのが大変な点や、炊飯するのに手間がかかる点を、負担に感じる可能性もあります。
 
米は、おにぎりにすると、持ち運びが便利ですし、小さな子どもでも食べやすくなります。また、ちらしずしや炊き込みごはん、おこわなど、バリエーションを工夫できるため、各家庭の特徴が出やすい食品です。
 

パンの特徴(メリット・デメリット)

パンは、菓子パンや総菜パンなど、商品のバリエーションが多くて、飽きずに食べられる点が特徴的です。おやつには甘いものを食べて、食事としては、サンドイッチやコロッケパンなどの惣菜系のパンを選択できます。一方で、商品の単価が高い点や、ものによっては傷みやすい点が、デメリットとして感じられます。
 
共働きで忙しい朝には、パンを買っておくと、準備時間を短縮できます。また、毎月新しいパンが発売されるため、楽しみのひとつとしている方もいるでしょう。
 
私たちの食生活に欠かせない、ごはんとパン。費用面では、ごはんのほうがお得という結論になりましたが、どちらも、食事を楽しむためには、欠かせない主食です。その時々の事情によって、ごはんにするかパンにするか決めるとよいでしょう。
 

出典

総務省「家計調査報告-2023年(令和5年)6月分及び4~6月期平均-」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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