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県民共済が安いのはなんで? 向いているのはどんな人?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月22日 9時20分

県民共済が安いのはなんで? 向いているのはどんな人?

全国生活協同組合連合会(全国生協連)が運営している県民共済は、掛け金の安い保険として知られています。そのため、加入を検討している人も多いのではないでしょうか。   しかし、実際のところ一般的な生命保険とどこがどう違うのか、よく分からない人もいるかもしれません。そこで今回は、生命保険と比較した際のメリットとデメリット、どのような人が県民共済に向いているのか、詳しく解説します。

生命保険と比較した場合の県民共済のメリットとデメリット

県民共済は、非営利団体である全国生活協同組合連合会(全国生協連)が運営しています。
 
県民共済と一言でいっても、その運営は各都道府県に分かれています。どこでも好きな都道府県の県民共済に加入できるというわけではありません。自身が居住しているか、または通勤している会社のある地域の県民共済に加入できます。
 
一方、一般的な生命保険の場合、運営しているのは民間の保険会社です。保険会社は営利団体なので、共済ではなく保険と呼称されています。そのため、管轄する省庁が異なります。保険会社は金融庁の管轄ですが、県民共済は厚生労働省です。
 
また、県民共済は共済のため、保険金や保険料、配当金ということばは使いません。代わりに「共済金」や「掛金」、「割戻金」ということばを用います。
 
県民共済と生命保険を比較した場合の県民共済のメリットは掛け金の安さです。全国生協連は営利団体ではないため、掛け金に利益を反映していません。そのため、最低価格1000円から死亡保険に加入できます。
 
また、加入のしやすさも大きなメリットです。県民共済へ加入する際も民間保険会社の生命保険と同じく、自身の健康状態を申告しなければなりません。ただし、その際に医師による診査や詳細な告知は必要ありません。
 
一方、デメリットとしては、取り扱っている保険の数が少ないことが挙げられます。県民共済は保障内容がパッケージ化されたいくつかのコースに分かれています。民間保険会社の生命保険のように、自身で保障内容をカスタマイズすることはできません。だからこそシンプルで分かりやすいともいえます。
 
また、掛け捨てになることもデメリットとして挙げられるでしょう。ただし、県民共済では決算で剰余金が生じた場合は、「割戻金」の名目で加入者に払い戻しが行われます。
 

県民共済が向いているのはどんな人?

県民共済の加入が向いている人は、掛け金は安いほうがよい、と考える人でしょう。また最低限でよい、と考えている人も県民共済がおすすめです。県民共済は保障のバリエーションは少ないものの、少ない掛け金で最低限の医療保険や死亡保障が付いてきます。
 
そのため、手頃に保障を得たい、という人の選択肢として県民共済はメリットが多いといえるでしょう。子どもや家族にお金を残す必要がない人で、生命会社ほどの手厚い保障が必要ないのであれば、県民共済の保障でも充分といえるでしょう。
 

手軽な保険に加入したい人や最低限の保障でよい人は県民共済の検討がおすすめ

民間の保険会社と違い、県民共済を運営しているのは全国生協連という非営利団体です。そのため、掛け金は生命保険の保険料よりも、比較的、安く抑えられることが多いといえます。
 
また、持病や通院歴がある人、職業上生命保険に加入できない人も、県民共済であれば加入できるかもしれません。手軽に、最低限の保障があればよい、という人は、県民共済への加入を検討してみてはいかがでしょうか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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