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1万円から始められる?「不動産クラウドファンディング」とはどんな投資?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月23日 9時20分

1万円から始められる?「不動産クラウドファンディング」とはどんな投資?

インフラに強い資産運用として不動産投資が大きな注目を集めています。しかし、始めたいけれどまとまった資金を持っていない、という人も多いのではないでしょうか。   そのような人でも手軽に始められるのが、不動産クラウドファンディングです。国土交通省により、平成29年法改正を行い、「小規模不動産特定共同事業」が創設され、クラウドファンディングに対応した環境を整備されました。今回は、不動産クラウドファンディングの概要と始め方について詳しく解説します。

不動産クラウドファンディングとは

不動産クラウドファンディングとは、「不動産特定共同事業法(不特法)」に基づく新しい不動産投資の手法です。主な手法として、インターネットで複数の人から資金を募り、不動産への投資を行います。
 
投資家からネットで集めた資金を元手に事業者が不動産の購入や運営を行い、そこで得た売却益や家賃から、事業者の経費を除いた分を、出資額の割り合いに応じて配当金として投資家に還元する仕組みが一般的です。
 
不動産クラウドファンディングの特徴は、少額から始められることと流動性が低いことです。現物不動産投資の場合、自身で不動産を購入するために多額の資金を用意する必要がありますが、不動産クラウドファンディングではその必要はありません。
 
事業者によっては1万円から出資者になることができます。また、同じく少額から始められる不動産投資にJ-REITがあります。J-REITは不動産を投資証券として売買します。そのため、株券のように売買しやすいのが特徴ですが、株価暴落などのリスクもあります。一方、不動産クラウドファンディングは投資証券として売買するわけではないので、J-REITよりも流動性が低いといえます。
 

不動産クラウドファンディングの始め方

気になる不動産クラウドファンディングですが、その始め方は難しいのでしょうか?ここではその手順について解説します。まずは、出資する運営事業者を選びましょう。運営事業者によって最低出資額や投資先が異なるので、入念に選ぶ必要があります。
 
中には実際に投資を行わないなど、悪質な業者を選ばないためにも、新聞やネットニュース、口コミなどをよくチェックすることも大切です。運営事業者を選んだら、会員登録して口座を解説しましょう。口座の開設には個人情報の登録や本人確認書類の提出などが必要です。また、審査に1〜2週間程度かかることがあります。
 
口座を開設できたら、投資する案件を選びましょう。それぞれの案件に利回りや運用期間、物件情報が記載されています。多くの運営事業者は原則として途中換金はできず、満期まで元本の回収ができない点には注意が必要です。運用途中で解約ができないことが一般的ですので、投資するかどうかの判断は慎重に行いましょう。
 
特に初心者の間は、利回りが低い案件に投資するのがおすすめです。利回りが高い案件は大きなリターンを得られる可能性が高いですが、その分、リスクも高いからです。まずは不動産クラウドファンディングでの投資に慣れるためにも、安全な投資を心がけましょう。
 

不動産クラウドファンディングで不動産投資を始めてみては?

不動産クラウドファンディングなら、場合によっては、1万円といった少額からでも投資が行えます。これから投資を始めてみたい人、ローリスクで不動産投資を始めたい人にはおすすめです。また、投資はあくまで自己責任になります。給与などの収入とは異なり、そのリターンは保証されませんので、行う前にしっかり自己管理をしましょう。
 
不動産クラウドファンディングを始めるためには、運営事業者に登録する必要があります。現在、多くの運営事業者がこのサービスを始めており、中には悪質な事業者も存在します。各事業者をよく比較検討し、自分に合った事業者を選び、安全な投資を心がけましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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