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換気扇を24時間つけっぱなしにした場合、「電気代」はいくらかかる?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月23日 2時20分

換気扇を24時間つけっぱなしにした場合、「電気代」はいくらかかる?

電気代の高騰を受けて、ふと「電気代ってこれにいくらかかっているのだろう?」と、電気代について疑問を抱いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。もし「塵も積もれば山となる」でまとまった出費額になっているとしたら、家計の負担を軽減させるため、削減しておきたいと思うかもしれません。   今回は数ある電気製品のなかで、換気扇に着目し、稼働時にかかる電気代についてご紹介します。確認して、電気代を気にせずに使いましょう。

換気扇を24時間つけっぱなしにしたら電気代はいくら?

家のなか、トイレ・浴室・キッチンなど、さまざまな場所に換気扇はあります。換気扇を稼働させた場合、それぞれの場所でいくらかかっているのか、総額について計算します。
 
トイレの換気扇には、一般的にパイプファン(1.5ワット〜2.2ワット程度)が使われています。24時間つけっぱなしにした場合は36〜52.8ワット、それを1ヶ月(31日)続けた場合は1116ワット〜1636.8ワットを使う計算です。
 
電気料金は契約している電力会社によって異なるものの、東京電力の価格「1キロワットアワー30円」を用いれば、33.48~49.104円で済む計算になります。
 
トイレが2か所あり、1ヶ月間24時間稼働させたと仮定しても、電気代は約67~98円(※小数点以下四捨五入)です。
 
次に、浴室の換気扇について計算します。浴室用換気扇の消費電力を2.5ワット(24時間換算60ワット、1ヶ月換算1860ワット)と仮定して、同様に1ヶ月24時間稼働させたとして計算した場合、電気代は約56円(※小数点以下四捨五入)です。
 
最後に、キッチンの換気扇について計算しましょう。60センチメートル程度のレンジフードを活用したと想定すると、常時使用で4.1ワット(24時間換算98.4ワット、1ヶ月換算3050.4ワット)の消費電力になります。1ヶ月間24時間稼働させると、約92円(※小数点以下四捨五入)です。
 
つまり、トイレ2か所・浴室・キッチン全ての換気扇を常時使用した場合、合計で215~246円の計算になります。
 

換気扇を使わなかった場合のリスクのほうが大きい

換気扇は1ヶ月常時稼働させても250円程度で済むため、電気代を理由に消すよりもつけっぱなしにしたほうがよいでしょう。また長期間、換気扇を切れば以下のようなデメリットが生じます。
 

<換気扇を止めるデメリット>

●壁や天井ににおいが染みついてしまい、消臭する必要が出てくる
●結露やカビが発生し、頻繁にカビ取りをする必要が出てくる

 
特に結露やカビが長期的に生じることで、家が傷み、リフォームの必要性が出てくる恐れもあります。そこまで悪化しなくても、より高い頻度でカビ取りをしなければならなくなり、出費は250円で収まらなくなります。
 
換気扇の使用にはまとまった費用がかからないため、つけっぱなしにしておくのが無難です。
 
ただし、ほこりが積もっている(普段使っていない)換気扇を使うとき、がたがたと音がする換気扇や耐用年数(15年)を超えている換気扇を使うときなどは、故障・火事の原因になる可能性もゼロではありません。定期的な掃除をし、適切な使用方法の下で稼働させましょう。
 

電気代を気にせず換気扇を使おう

電気代の高騰を受けてさまざまな電気製品にかかる電気代について気になった方もいらっしゃるかもしれません。しかし換気扇を使わずにカビや結露が生じるほうが、より出費額は大きくなります。換気扇使用による電気料金の額は大きくないため、気にせず使ってよい範囲内といえるでしょう。
 

出典

TEPCO東京エナジーパートナー「主な契約種別の料金計算式」

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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