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「冷凍食品」でもっとも食べられているものは? 2位は「コロッケ」 3位は「餃子」 1位の食品は?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月23日 4時30分

「冷凍食品」でもっとも食べられているものは? 2位は「コロッケ」 3位は「餃子」 1位の食品は?

冷凍食品と言えば、「美味しくない」「身体に悪い」といった印象を持っている人もいるかもしれません。   しかし、現在は冷凍技術の向上などにより、どんどん美味しくなり、塩分カットやアレルギーへの対応も進んでいます。つまり、冷凍食品は「健康的で」「美味しい」食べ物へと進化していると言えるでしょう。   本記事ではそんな冷凍食品の利用頻度や生産量の実態について解説しています。

冷凍食品の利用頻度や消費量は増加傾向

一般社団法人日本冷凍食品協会が2023年2月に調査し、4月に発表したデータによると、冷凍食品を利用する頻度は週2~3回程度が最も多く全体の30.1%です。次に多いのは週1回程度の27.4%、ほぼ毎日が10.2%で、調査対象の6割以上の人が週1回以上冷凍食品を利用していることになります。
※調査対象は冷凍食品を月1回以上利用している25歳以上の男女各625人
 
また昨今は食品の値上げが続いていますが、冷凍食品購入量へのマイナス影響は小さいようです。同調査にて食品の値上げにより冷凍食品の購入が「減った」と答えたのは2.7%に過ぎず、「増えた」の14.9%を大きく下回ります。
 
さらに、日本冷凍食品協会は冷凍食品の国内消費量推移を1968年分以降公開しています。これによると、国民1人当たりの冷凍食品の2022年消費量は23.9キログラムで、過去最高です。
 
国民1人当たりの消費量は、1968年はわずか0.8キログラムでしたが、その後基本的には増加傾向にあり、1988年は9.7キログラム、1998年は18.1キログラム、2008年は19.4キログラム、2018年は22.9キログラムと推移しています。
 
なお消費量に占める輸入量の割合も徐々に増えてきており、2022年は46.4%となっています。
 

冷凍食品国内生産量TOP10

日本冷凍食品協会は国内生産量の上位を公開しています。2022年における生産量TOP10の品目と構成比は図表1のとおりです。
 
図表1
 

順位 品目 構成比
1位 うどん 12.5%
2位 コロッケ 10.0%
3位 餃子 6.4%
4位 炒飯 6.2%
5位 パスタ 4.1%
6位 ラーメン類 4.1%
7位 ハンバーグ 4.1%
8位 カツ 3.5%
9位 ピラフ類 3.3%
10位 たこ焼き・お好み焼き 3.2%

 
一般社団法人日本冷凍食品協会 国内生産量上位20品目を基に筆者作成
 
うどんは2019年以降4年連続1位で、コロッケもこの期間ずっと2位をキープしています。そして2017年と2018年はコロッケが1位、うどんが2位と、ここ数年間はうどんとコロッケが冷凍食品界をけん引していると言えるでしょう。
 
そして2強を追いかける餃子ですが、餃子は2017~2021年まではずっと炒飯に続く4位でした。しかし、2022年には3位に躍り出ています。1年前に比べ利用頻度が増えた冷凍食品の項目でも、男女ともに餃子が1位で、約40%の人が利用する頻度が増加したと回答しています。
 
現状、2位のコロッケの生産量が約16万トンに対し、3位の餃子は約10万トン。簡単には逆転はできそうにありませんが、今後徐々にその差を縮めていく可能性はあるでしょう。
 

まとめ

冷凍食品の消費量は年々増えてきており、食品値上げによる悪影響も大きくありません。現在はうどんとコロッケの生産量が多いですが、餃子の利用頻度が増えている人も多く、今後もさらに消費が伸びていく可能性もあります。今後も冷凍食品の動向に注目していきましょう。
 

出典

一般社団法人 日本冷凍食品協会 国内消費量推移

一般社団法人 日本冷凍食品協会 国内生産量上位20品目

一般社団法人 日本冷凍食品協会 “冷凍食品の利用状況”実態調査結果について

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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