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社会人3年目、手取り19万です。実家から「父が病気なので仕送りして」と言われていますが、多少でもすべきでしょうか? 正直生活が苦しいです…

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月23日 10時10分

社会人3年目、手取り19万です。実家から「父が病気なので仕送りして」と言われていますが、多少でもすべきでしょうか? 正直生活が苦しいです…

仕送りは相手の生活をサポートするためのものです。しかし働き始めてからの日が浅く、満足な収入を得られていない状態だと、仕送りは自身にも少なくない負担になります。困窮している親を助けたい気持ちはあるものの、自分の生活にそれほど余裕がなく、もどかしさを感じている人は多いのではないでしょうか。   そこでこの記事では、自分の生活が苦しい場合でも仕送りをすべきなのか、親への仕送りの平均額を交えながら解説します。

最も多い仕送り額は2~4万円

厚生労働省が発表している「令和4年国民生活基礎調査」によると、親に仕送りをしている世帯数は1047世帯で、1世帯当たりの平均仕送り額は5万6000円でした。
 
仕送り額階級別では、月の仕送り額は「2~4万円」が最も多く、続いて「4~6万円」「10万円以上」の世帯が多く見られます。年齢層別のデータは明らかにされていませんが、一般的に収入がまだ少ない20代であれば仕送り額はさらに少ないと予想されます。
 
また、平均仕送り額は5万6000円と高額ですが、多くの人の仕送り額は平均よりも少ない「2~4万円」です。このことから、平均以上の額を仕送りしている人はごくわずかで、ほとんどの人は自分の生活に支障をきたさない範囲で仕送りをしている様子が読み取れます。
 

仕送りは第一に自分の生活状況を考慮して

社会人経験を重ねていけば生活にもゆとりが生まれますが、働き始めてからの日が浅いと、親より自分のほうが経済的に苦しい状態にあるケースも少なくありません。
 
無理をして仕送りをすれば生活がままならなくなる恐れがあるため、まずは自身の生活状況を考慮してから仕送り可能か判断しましょう。困窮している親を助けたいと考えるのは立派ですが、それよりも自身や親を含めた家族全員が不自由なく生活する方法を模索することが大切です。
 
親子が共倒れになってしまうリスクを避けるためにも、自分の生活に支障をきたすような仕送りには注意する必要があります。
 

仕送りが難しい場合の対処法

自分の生活状況を考えるのと同時に、親にも生活状況を見直してもらいましょう。不要な保険に加入していないか、無駄な出費がないかなど、家計を見直して改善すると仕送りの必要がなくなることもあります。家計をコントロールできていない状況では、仮に仕送りをしても問題が解決しないリスクがあるため、現状の把握と改善が重要です。
 
また、高額療養費制度や生活保護制度など、医療費が高額になってしまった人や生活に困窮している人をサポートする各制度をうまく活用できていない可能性があります。
 
日本の社会保障制度の多くは自主的な申請を必要とする「申請主義」を基本としているため、活用できそうな制度がないか調べてみましょう。家族の力だけでは解決が難しいときは、地域包括支援センターなどで社会保障制度についてアドバイスがもらえます。
 

親への仕送りは無理ない範囲で

親の生活をサポートする方法は仕送りだけではありません。活用できそうな社会保障制度を調べたり、手続きを手伝ったりすることでも十分なサポートになります。仕送りが難しい場合は別の方法で力になれないか考えてみましょう。仕送りをする前には、自分と親の生活状況をきちんと把握したうえで、あくまで自分の生活に支障をきたさない範囲にとどめることが大切です。
 

出典

厚生労働省 令和4年国民生活基礎調査 / 世帯

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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