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こまめな「オン/オフ」は逆効果!? エアコンの間違った「節約術」を一気に解説!

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月25日 2時10分

こまめな「オン/オフ」は逆効果!? エアコンの間違った「節約術」を一気に解説!

経済産業省資源エネルギー庁によると、家電製品の中でもエアコンの消費電力は夏季・冬季どちらにおいてもトップで、全体の3割以上を占めます。電気代を節約するにはエアコンの対策が大切ですが、数多くあるエアコンの節約術の中には、あまり意味のない、間違ったものも存在します。   本記事では、間違ったエアコンの節約術について解説します。

「風量はできるだけ“弱”を使う」は逆効果になるかも!?

風量を抑えると消費電力を抑えられる気がしますが、風量が小さい分、室内が涼しくなるまでに時間がかかり、かえって消費電力が増加する可能性があります。
 
エアコンは室内機と室外機とで熱を交換し合うことで、室内の熱を外に出して部屋を冷やす仕組みです。弱風のままだと、室温がなかなか設定温度まで下がらず、圧縮機が冷媒をずっと循環させ続け、消費電力の増加になりかねません。
 
むしろ、暑く感じた際には、エアコンの設定温度を下げる前に、風を自分の方に向けるか、風量を強くすると良いです。風量を強くすると少しだけ消費電力は増えますが、温度を下げる場合と比べると、その増え方ははるかに少ないです。
 

あまりにもこまめに電源をオン/オフするのは非効率

多くの家電製品では使っていない間の待機電力削減などの目的から、使っていない間は電源をオフにし、使う際にオンにすることで節電できます。エアコンについても、頻繁にオン/オフを繰り返すことで節電になると思っている人もいるかもしれませんが、あまりにも頻繁過ぎると逆効果です。
 
空調総合メーカーであるダイキンが、9:00~23:00まで、「つけっぱなし」と「30分ごとに入り切り」で消費電力を計測・比較しているので、詳しく見てみましょう。
 
結果としては、9:00~18:00の時間帯では、「つけっぱなし」の方が、反対に18:00~23:00では「30分ごとに入り切り」の方が消費電力は少ないとの結果になっています。
 
エアコンは外気温と設定温度の差が大きい運転直後に最も電力を消費します。
 
ダイキンの考察によると、昼間は外気温と設定温度の差が大きいため、頻繁に入り切りすると起動時の消費電力が大きくなるものの、夜は外気温と設定温度の差が少ないため、こまめに入り切りしてもあまり消費電力がかからなかったのではとしています。
 
とはいえ、「あまりにも頻繁」でなければ、やはり使っていない間はエアコンをオフにしていた方が良いです。ダイキンの算出によると、日中は35分、夜は18分を超える外出の場合は、いったん電源をオフにし、帰ってきてからオンにした方が節電になるようです。
 

まとめ

風量の「弱」や「頻繁なオン/オフの切り替え」は節電にならないことがあります。とはいえ、外気温と室内温度の差や、エアコンや家の性能などの条件によって、どれだけの間ならつけっぱなしの方が得なのかは異なります。また、熱中症にならないためにも、家の快適性は確保しておきたいものです。
 
エアコンのしくみや節電の工夫について理解することはもちろん、健康面にも気をつけながら、適切な節電を心掛けましょう。
 

出典

経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー政策について

ダイキン工業 mission5-1 夏のエアコンつけっぱなし検証

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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