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QRコード決済が原因で多重債務に陥ることがある!? 利用時は何に注意すればいい?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月24日 10時20分

QRコード決済が原因で多重債務に陥ることがある!? 利用時は何に注意すればいい?

国民生活センターの報告によれば、依然として多重債務に関する多数の相談が寄せられており、問題となっています。近年はカードローンでの多重債務が目立つものの、普及が進むQRコード決済にもリスクがひそんでいます。   そこで本記事では、多重債務相談者の借金理由を紹介した後、QRコード決済アプリの注意点について解説していきます。

多重債務相談者が借金をしたきっかけ

複数の業者から借金があり、返済が困難な状況を「多重債務」といいます。国民生活センターによると、多重債務の相談件数は以下となっています。

・2019年 : 2万3658人
・2020年 : 2万778人
・2021年 : 2万375人
・2022年 : 1万4039人(前年同期1万3551人)

このように減少傾向とはいえ、2022年も1万人以上の相談者がいることが分かります。
 
次に、全国銀行協会の資料の中に「多重債務相談者が借金をしたきっかけ」が掲載されていましたので確認していきましょう。

・低収入・収入の減少など :6917人
・商品・サービス購入 : 3800人
・ギャンブルなど →:787人

一般的に「お金にルーズな人が多重債務に陥る」というイメージがあるかもしれません。たしかに「商品・サービスの購入」や「ギャンブル」というきっかけもありますが、それ以上に「低収入・収入の減少など」が多い結果となっています。
 
生活費が不足すると、一般的に目の前のお金が最優先になります。「現在のピンチを乗り切るためのお金がほしい」といった思いがふくらみ、その結果、低収入・収入の減少による多重債務が多いと考えられますし、後述するQRコード決済にも、多重債務につながる原因がひそんでいます。
 

QRコード決済(後払い)の注意点

QRコード決済とは、スマートフォンによって支払いが可能なキャッシュレス決済です。気軽に使いやすいという魅力がある一方、クレジットカード決済のようにサインや暗証番号の入力は不要で、スマホで読み取るだけで、簡単に決済ができる手軽さなどの理由により、多重債務につながるリスクがあります。
 
後払い決済とは、一定期間に購入した代金を、後日まとめて支払う方法です。手元にお金がない場合も、後払い決済を使用すれば、設定金額の範囲内で食品や日用品などを購入できます。しかしサービスによっては手数料が発生しますし、紙の銀行通帳などに比べ、支出を管理しづらいというデメリットがあります。
 
また、複数の後払い決済を利用することにより、支払いが困難になる可能性もあります。その結果、カードローンやキャッシングを利用して多重債務に陥るリスクもあるでしょう。
 
特に若い世代は、QRコード決済への抵抗が薄い傾向があるため、後払いの使いすぎに注意が必要です。「後日必ず支払う必要がある」と意識することが大切です。
 

まとめ

今回は多重債務相談者の状況を紹介した後、QRコード決済(後払い)の注意点について解説しました。
 
QRコード決済は身近なキャッシュレス決済ですが、後払いが原因となり、多重債務につながるリスクも少なからずあるため、慎重に利用しましょう。
 

出典

国民生活センター 多重債務
一般社団法人全国銀行協会 多重債務とは
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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