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今日は、お米を炊くのが面倒…。「パックご飯」と「炊飯」にかかる費用を比較してみた

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月24日 1時20分

今日は、お米を炊くのが面倒…。「パックご飯」と「炊飯」にかかる費用を比較してみた

常備できて、手軽に食べることができるパックご飯は、製造技術も向上していて、おいしい商品が増えています。しかし、自分で炊飯したご飯を用意する場合と比較して、どちらがお得なのでしょうか。今回は、パックご飯の購入費用と、炊飯したご飯に必要な費用を、月額で比べてみました。

パックご飯の用意に必要な金額は?

パックご飯の用意に必要な金額を計算するためには、1パックあたりの値段と、電子レンジ調理に必要な電気料金が必要です。今回は、電子レンジの消費電力を500W、1kWhあたりの電力量料金を30円として計算した場合、1分間あたりの電子レンジ調理に必要な金額を0.25円として計算します。
 
パックご飯については、次の価格帯に分けて検証を進めます。
 

●一般的な値段のパックご飯
●高級パックご飯

 
 

一般的なパックご飯を食べる場合

一般的な値段のパックご飯は、1食180gで100円前後かかり、電子レンジで調理する場合は、500Wで2分間加熱が必要のため1回あたりの電気料金は0.5円です。1ヶ月間、毎食パックご飯を食べたと仮定すると、必要なお金の計算は次のとおりです。
 

●パックご飯代:30日間×3食×100円=9000円
●調理代金:30日間×3食×0.5円=45円

 
以上から、一般的なパックご飯を毎日毎食食べた場合は、1ヶ月あたりおよそ9045円必要であることが分かります。
 

高級なパックご飯を食べる場合

高級なパックご飯には、ブランド米や健康志向の玄米入りご飯などがあります。1食あたり330円前後で販売されている商品を仮定して計算すると、1ヶ月に必要なお金の計算は次のとおりです。
  

●パックご飯代:30日間×3食×330円=2万9700円
●調理代金:30日間×3食×0.5円=45円

 
以上から、高級パックご飯を毎日毎食食べた場合は、1ヶ月あたりおよそ2万9745円必要であることが分かります。
 

炊飯したご飯の用意に必要な金額は?

それでは、お米を購入して炊飯した場合に、必要な金額はいくらなのでしょうか。炊飯に要するお金は、生米と水の購入費と、炊飯に必要な金額で計算します。
 
パックご飯と同量を食べると仮定すると、1回あたりおよそ82gの生米を炊飯する必要があります。炊飯に必要な水は、米1合(150g)あたり210mlのため、約115ml必要となり、2L・100円のペットボトル飲料水を使用すると、1回あたりの水は約5.8円、1日17.4円と仮定できます。
 
また、炊飯に必要な電気代は、経済産業省の省エネ性能カタログ電子版より、IH3合以上5.5合未満の炊飯器であれば年間平均1381円のため、1日あたりおよそ3.8円です。炊飯する対象のお米については、次の価格帯に分けて検証を進めます。
 

●一般的なお米の場合
●高級ブランド米の場合

 

一般的なお米を購入して炊飯する場合

一般的なお米として、10kgあたり4000円前後で販売されている商品を対象に計算します。1回に必要な生米の量は82gであるため、10kgであればおよそ122回分の炊飯が可能です。よって、1日あたりのお米の金額を98.4円と考えられます。よって、1ヶ月に必要なお金の計算は次のとおりです。
 

●お米代:30日間×98.4円=2952円
●水代:30日間×17.4円=522円
●調理代金:30日間×3.8円=114円

 
以上から、一般的なお米を毎日毎食食べた場合は、1ヶ月あたりおよそ3588円必要であることが分かります。
 

高級ブランドのお米を購入して炊飯する場合

高級ブランド米として、10kgであれば7000円前後で販売されている商品を例に計算します。この場合、1回あたり57.4円、1日172.2円となるため、1ヶ月に必要なお金の計算は次のとおりです。
 

●お米代:30日間×172.2円=5166円
●水代:30日間×17.4円=522円
●調理代金:30日間×3.8円=114円

 
以上から、高級なお米を毎日毎食食べた場合は、1ヶ月あたりおよそ5802円必要であることが分かります。
 

結局どっちがお得?

これらの計算結果から、パックご飯と炊飯にかかる1ヶ月の費用は次のとおりでした。
 

●一般的なパックご飯:9045円
●高級なパックご飯:2万9745円
●一般的なお米:3588円
●高級なお米:5802円

 
自炊と比較して、パックご飯に要する金額のほうが、高いことが分かりました。しかし、手軽においしいご飯を食べられる点は魅力的であり、金額だけでは比較できないメリットもあります。本記事の内容について、ぜひ、周囲の人と楽しくおしゃべりしてみてください。
 

出典

経済産業省 2023年2月1日 省エネ性能カタログ電子版

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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