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自宅のドアに「NHKのシール」が貼ってあります。これがあれば受信料は払わなくて良いですか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月26日 2時20分

自宅のドアに「NHKのシール」が貼ってあります。これがあれば受信料は払わなくて良いですか?

普段NHKの番組を見ていない場合、受信料を支払うのがもったいないと感じる人は少なくないようです。   しかし、NHKの契約については、NHKを受信できるテレビ・PC・携帯電話などがあれば受信契約を締結し、「受信料の支払いをしなければならない」と義務化されています。では、家のドアなどにNHKのシールが貼ってある場合、受信料の支払いに何らかの影響があるのでしょうか。本記事では、NHK受信料の支払いについて解説します。

ドアなどに貼ってあるNHKのシールはすでに廃止されている

家のドアや壁などに、NHKマークのシールが貼り付けてあるのを見かけたことがある人もいるのではないでしょうか。このシールは、NHKと契約している家庭に配布されていた「放送受信章」と呼ばれたものです。
 
・放送受信章は契約の有無を見分けるのが目的
NHKとの略称が広く用いられるようになった1946年以降、NHKと契約を結んだ家庭にNHKと記載のある「放送受信章」が配布されはじめました。アルミ製だった時代もありますが、1963年頃からシールに変更されています。
 
デザインもその時々で変更されており、最後の放送受信章デザインは1989年頃から配布された衛星契約を示すホログラムシールです。その後、放送受信章の配布は2008年10月に廃止されています。
 
・放送受信章が廃止された理由とは
放送受信章はNHKと契約中の家庭と、そうでない家庭を見分けるために配布されていたものです。しかし、時代の流れとともにプライバシー保護の意識が高まり、放送受信章をドアなどに貼っている家庭が減りました。
 
また、契約の有無についてはNHKが契約活動時に携帯する端末があればすぐにチェックできるようになったこと、加えて経費削減にもつながることから、放送受信章が廃止されたのです。
 

NHKの放送受信章があっても契約は必要

前述したように、NHKとの契約の証である放送受信章はすでに廃止されてから長い年月が経っています。つまり、玄関先に放送受信章が貼ってあったとしても、それが契約の証にはなりません。
 
・NHKの契約についてはその場で確認できる
NHKと受信契約をしていない家庭は、契約活動を行うスタッフが持つ携帯端末を使ってすぐに確認できます。契約していない場合、「契約している」と嘘をついてもすぐにバレてしまいます。
 
もしNHKを受信するテレビや携帯電話などを持っていないのなら、契約する義務はなく受信料の支払いは発生しません。ただ、そのケースでは設置・所持していないか自宅内への立ち入り調査を求められることもあるようです。
 
・例外はNHKを受信できるものがラジオのみだった場合
NHKとの契約が必要なのはNHKを受信できるテレビ、チューナー内蔵パソコン、ワンセグ対応端末、ケーブルテレビなどを利用している人です。例外はNHKを受信できるのがラジオのみだった場合で、ラジオ以外に受信できるものがなければ、受信料の支払いは必要ありません。
 

NHKの契約にシール(放送受信章)は無関係

玄関ドアなどに貼られているNHKのシールは、かつて契約中か否かの判断のために使用されていた「放送受信章」です。しかし、2008年に廃止されているので、もし放送受信章が貼ってあったとしても、現時点できちんと契約が続いているか否かは別問題です。
 
契約中かどうかは契約活動スタッフが持つ携帯端末を見れば確認できるので、訪問があった際には契約の有無を確認し、NHKを受信できる機器がある場合はきちんと契約しましょう。
 

出典

NHK よくある質問集 受信契約とはなにか
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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