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車内を25℃に設定したいけど、「燃費」が悪くなっちゃう?理想の設定温度や燃費悪化を防ぐ方法は?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月25日 1時30分

車内を25℃に設定したいけど、「燃費」が悪くなっちゃう?理想の設定温度や燃費悪化を防ぐ方法は?

ガソリンの値上げが続くなか、できるだけ燃費を抑えてエコな走行をしたいのがドライバーの本音ではないでしょうか? そこで気になるのが、車内のエアコンを使うとどれだけ燃費が悪くなるのかです。   この記事では、エアコンの設定温度はどれくらいがよいかなどを、省エネにつながるカーエアコンの使い方とともに解説します。

カーエアコンを使うと12%ほど燃費が悪くなる!?

環境省の「エコドライブ10のすすめ」によると、「車内の温度設定を外気と同じ25℃に設定した場合、エアコンスイッチをONにしたままだと12%程度燃費が悪化」するとのことです。
例えば燃費性能が20km/Lの車の場合、10Lで200km走行できるはずが、エアコンを使用することで176kmしか走行できない計算になります。
 
エアコンを使うと燃費が悪くなるのは、エアコンの仕組みと関係があります。
車のエアコンは、エンジンの動力を利用してコンプレッサーを作動させるため、エンジンに負荷がかかって燃費に影響するのです。
 

カーエアコンの使用で燃費悪化を防ぐ方法は?

カーエアコンを使わなければ、燃費を気にする必要はありません。
しかし、真夏は車内の温度が高くなり、熱中症のリスクがあるため注意が必要です。
特に渋滞にはまってしまうと、エアコンを使わないわけにはいきません。
 
真夏にカーエアコンを使う際は、以下の方法で燃費悪化を防げます。
 

・車内を冷やしてからエアコンを使用する

カーエアコンは、車内温度が高いほど暖かい空気を取り込んでは冷やさなければならず、コンプレッサーにかかる負荷が増えてしまいます。
カーエアコンを使う前に車内温度を下げることで、コンプレッサーの稼働が減らせます。
例えば、駐車中は日よけカバーを使ったり、窓を全開にして外気を取り込んだりできるでしょう。
 

・温度設定を25℃にする

少しでも燃費をよくしようとして、温度設定を高くする人は少なくありません。
しかし、自動車部品メーカーのカルソニックカンセイ株式会社によると、「設定温度が高いと、その室温の空気を再度0℃近くまで冷却するためにより多くのエネルギーが使われ、燃費が悪くなる」とのことです。
そして、理想の温度設定は日本車で25℃、欧州車は22℃であるとしています。
 

・外気循環と内気循環を使い分ける

外気を取り込む「外気循環」と、車内の空気を循環させる「内気循環」があります。
基本的には内気循環でカーエアコンを使うことで、コンプレッサーに負担をかけずに車内を一定の温度に保てます。
外気よりも車内温度が高い場合や、新鮮な空気を取り入れる際に、短時間の外気循環を行うとよいでしょう。
 

・エアコンフィルターを交換する

エアコンフィルターが汚れていると、エアコンの効きが悪くなります。
コンプレッサーの動力が増えて燃費が悪くなると考えられるため、エアコンフィルターの定期的な掃除や交換を行いましょう。
 

エアコンを上手に使って快適なカーライフを!

真夏の車内温度は50℃以上になることもあり、エアコンを使わずに無理をすると熱中症になるなど、健康を害する危険性があります。
カーエアコンは今や贅沢品ではなく、車に乗る人たちの健康管理の一端を担う重要なアイテムです。
ガソリン代の高騰で燃費が気になる人も多いですが、さまざまな工夫で燃費悪化を抑えつつ、エアコンを上手に使って快適なカーライフを送りましょう。
 

出典

環境省 大気環境・自動車対策「エコドライブ10のすすめ」
カルソニックカンセイ株式会社「お盆シーズンの渋滞対策に知っておきたい豆知識 真夏の車内クーラーの効果的利用法と、カルソニックカンセイ技術のご紹介」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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