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気温34度なら、エアコンは「ドライ」より「冷房」を使うべきでしょうか? どんな違いがありますか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月26日 2時10分

気温34度なら、エアコンは「ドライ」より「冷房」を使うべきでしょうか? どんな違いがありますか?

夏場には欠かせないエアコン。しかし、エアコンに使う電気代を少しでも節約したいと考える人は多いのではないでしょうか。節約に有効な方法の一つとして、「冷房」と「ドライ」を上手に使い分けることが挙げられます。   そこで、気温34度のときを例に挙げて、電気代を踏まえながら、冷房とドライのどちらを使うべきなのかを解説していきます。あわせて冷房とドライの意味も紹介していきましょう。

冷房とドライの違いとは?

冷房の機能とは、部屋の「温度」を下げることです。夏場、部屋の気温が高いときに使います。一方、ドライの機能とは部屋の「湿度」を下げることです。つまり冷房とドライでは、何を目的としているのかで使い分けるものなのです。
 
またドライには「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類があります。弱冷房除湿には部屋を冷やすと同時に除湿を行うといった機能があります。そのため、梅雨など湿度が高い時期で、気温が高い日に使うのに適しているでしょう。
 
一方、再熱除湿は室内の温度を保ったまま除湿する機能であり、部屋を冷やす機能はありません。そのため、梅雨など湿度が高い時期で、気温が低い日に使用するのに適しています。
 

気温が34度のときは冷房かドライか?

電気代は、冷房を使うのか、ドライを使うのかによって差が出てきます。さらにドライであっても、弱冷房除湿を使うのか、再熱除湿を使うのかによって電気代は異なります。
 
電気代は安い順番に、弱冷房除湿、冷房、再熱除湿です。東京電力の試算では、例えば設定温度24度でかかる1時間あたりの電気代は、弱冷房除湿が4.1円、冷房が11円、再熱除湿が14.9円になります。
 
先に述べた通り、ドライの弱冷房除湿も冷房の機能を備えていますが、冷房は部屋の温度を下げることを第一の目的としています。もしも気温が34度もあるような暑い日だったら、弱冷房除湿で部屋を冷やそうとするよりも、電気代が高くついたとしても冷房のほうが快適に過ごすことができるでしょう。
 
一方で、ドライの再熱除湿の場合、湿度は下げてくれますが部屋の温度は下げてくれません。気温が34度もある暑い日であれば、部屋は暑いままで電気料金がかさんでしまうという事態に陥ってしまうため、使用は避けたほうがよいでしょう。
 

電気代を節約するには?

電気代を節約するには、電力会社の電気料金プランを見直すのも方法の一つです。
 
一口に電気料金プランといっても、「基本料金0円プラン」や「夜間や週末の電気代が安いプラン」など、さまざまあります。生活スタイルに合った電気料金プランを選択すれば、電気代が安くなる可能性もあるでしょう。
 
どの電気料金プランが自分に合うのか、検討してみてください。
 

気温34度の場合、エアコンはドライより冷房を

気温34度の暑い日の場合、ドライよりも冷房を使うとよいでしょう。なぜなら冷房には、部屋の温度を下げることを最優先にする働きがあるからです。電気代は安い順番に弱冷房除湿、冷房、再熱除湿です。
 
気温や湿度に合わせて、ドライか冷房か、ドライであったとしても弱冷房除湿か再熱除湿かを選ぶようにしましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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