1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

還暦過ぎました。今さら住宅ローンを組むのはムリでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月25日 5時0分

還暦過ぎました。今さら住宅ローンを組むのはムリでしょうか?

住宅ローンを組みたいけれどもう還暦を過ぎたからむりだろう、と諦めている人もいるかもしれませんが、実際には還暦を過ぎても住宅ローンを組むことは可能です。しかし、30代や40代で組むときのようにはいかない、ということも事実です。   そこで今回は、還暦以降に住宅ローンを組む際に気を付けるべきポイントや、おすすめのローンについて詳しく解説します。

住宅ローンを組めるのは何歳まで?

住宅ローンは長期にわたって返済をするものですから、どの金融機関も年齢制限を設けています。しかし、多くの金融機関における借入時年齢の上限は70歳です。そのため、還暦を過ぎていても70歳以下であれば住宅ローンを組むことは可能です。
 
ただし、当然のことながら、30代や40代の頃よりも審査は厳しくなります。特に健康状態によっては審査に通らない可能性もあることを覚悟しておきましょう。
 
また、60代だと死亡リスクが高いこと、定年退職による収入減が見込まれることも注意するべきポイントです。年金収入だけではローンの返済が難しい、と判断されることもあります。どのような返済計画を立てるかが重要なポイントとなるでしょう。
 
審査に通るためのポイントとしては、頭金を増やして借入額を少なくすること、金融機関によって審査条件が異なるため、複数の金融機関に審査を申し込むこと、子どもにローンを引き継ぎ、親子での返済を行う、リレーローンを検討することなどが挙げられます。
 

リバースモーゲージとは?

60代以降で住宅ローンを組む場合、「リバースモーゲージ」を活用するのも1つの方法です。「リバースモーゲージ」とは、購入した自宅を担保として生活資金を借り入れし、借入人が死亡した際に、相続人が一括で返済するか、あるいは担保となっていた自宅を処分することで借入金を返済する借り入れ方法です。
 
一般的に、住宅ローンは毎月の返済によって借入額における利息の割合が減少していきます。しかし、「リバースモーゲージ」は利息だけを毎月払い続け、元金分は最後にまとめて返済する、という仕組みです。一般的な住宅ローンと違って利息だけを返済するので、年金収入のみの人にもおすすめです。
 
この「リバースモーゲージ」は、各金融機関や都道府県の社会福祉協議会で取り扱っています。その中でもよく知られているのは、住宅金融支援機構の「リ・バース60」です。「リ・バース60」は住宅の建設・購入やリフォーム費用、住宅ローンの借り換え、サービス付き高齢者向け住宅の入居一時金など、さまざまな用途に活用できます。
 
融資限度額は担保評価額の50%または60%です。ノンリコース型であれば担保不動産の売却で借入金を全額返済できなかった場合でも、相続人は負担する必要がありません。ただし、一般的なリバースモーゲージとは異なり、「リ・バース60」は借入金を生活資金には使用できない、という制限があります。
 

60代でも利用しやすい住宅ローンを検討しよう!

還暦を過ぎても住宅ローンを組むことは可能です。しかし、健康状態や返済期間から審査に通らない可能性もあります。そのような場合には、高齢者でも借りやすい親子リレーローンや「リバースモーゲージ」などを検討しましょう。特に老後は年金収入のみになってしまう、という人は、ローンの返済が生活を圧迫してしまわないように注意することが大切です。
 

出典

住宅金融支援機構 【リ・バース60】

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください