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値上がりしてもやめられないタバコ…愛煙家は1年でいくら納税してる?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月26日 2時30分

値上がりしてもやめられないタバコ…愛煙家は1年でいくら納税してる?

「たばこの半分は税金」 そう分かってはいるものの、値上がりしても「日頃の楽しみを減らしたくない」となかなか喫煙を辞められない方もいらっしゃるでしょう。   しかし、ときに「1年でいくら納税したことになっているのだろう?」と気になることはありませんか? 今回は、喫煙者の平均喫煙本数をもとに、1年間に納めるたばこ税・消費税を計算します。

1年間で吸うタバコは何本になる?

「JT」(日本たばこ産業株式会社)がおよそ3万2000人を対象に実施した「全国たばこ喫煙者率調査」によると、毎日たばこを吸う場合の平均本数は、男性17.7本/日、女性14.4本/日でした。
小数点以下切り上げで男性18本・女性15本とすると、たばこは1箱20本入りのため、男性は年に328.5箱、女性は273.75箱吸っている計算になります。

<平均的な喫煙本数>

●男性1日18本……126本/週、558本/月、6570本/年
●女性1日15本……105本/週、465本/月、5475本/年

※1ヶ月31日換算

同調査では年代別の喫煙本数も集計しており、最も喫煙本数が多かったのは50代男性の19.5本でした。
毎日ほぼ1箱喫煙している計算となり、年間7117.5本(約356箱)を消費していることになります。
 

1年間の納税金額はいくらになる?

一般的な紙巻きたばこは1箱600円で販売されており、たばこ税(国たばこ税23.5%、地方たばこ税合計26.3%、たばこ特別税2.8%)はそのうち52.6%を占めています。
つまり、600円の紙巻きたばこ1箱につき、納めるたばこ税は315.6円です。
男性は年間におよそ329箱吸うため総額10万3832.4円、女性はおよそ274箱吸うため8万6474.4円を納税している計算になります。
 
また、たばこにはたばこ税のほか、消費税も課されています。
たばこにかかる消費税は9.1%(600円の場合54.6円)となっており、消費税として、年間で男性1万7963.4円、女性1万4960.4円を納税する計算です。
よって、平均的な愛煙家はたばこ税・消費税合わせて、男性は年間12万1795円、女性は年間10万1434円(※)を納税していることになります。
※端数切り捨て後計算
 
最も喫煙本数の多かった50代男性(年間約356箱)の場合だと、年間で納める合計金額はたばこ税11万2353.6円+消費税1万9437.6円で、13万1791円です。
 

節税を検討するときは喫煙頻度も見直ししてみよう

一般的な価格の紙巻きたばこを、愛煙家の平均的な本数で吸い続けた場合、あわせて年間10万円以上も納税をしている計算になります。
なかには「出費がキツイと思っていたほかの税金よりも高い!」と、税金の額にあらためて気が重くなった方もいらっしゃるでしょう。
 
税金の負担を軽減したい・節約をしたいと思った場合は、喫煙頻度を見直したりワンランク下のたばこも検討してみたり、自身の喫煙習慣について見直してみるのがよいかもしれません。
健康の状況によっては、禁煙も検討してみるのがよいでしょう。
 

出典

JT「2018年「全国たばこ喫煙者率調査」、男女計で17.9%」
JT「たばこ税の仕組み」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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