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会社が休日に「BBQ大会」を開催!「業務外だから」と拒否したら人事評価は悪くなる? それって不当じゃないの?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月26日 4時40分

会社が休日に「BBQ大会」を開催!「業務外だから」と拒否したら人事評価は悪くなる? それって不当じゃないの?

会社主催のBBQ大会やボーリング大会などの休日レクリエーションを積極的に開催する企業もありますが、業務以外の休日レクリエーション参加命令を拒否したら人事評価は悪くなるのでしょうか? また、業務以外の命令を拒否して人事評価を悪くするのは、ルール上問題ないか気になる方も少なくありません。   本記事では、業務以外の命令を拒否したら人事評価は悪くなるか、悪くするのは正当性があるかについて解説するので、気になる方は参考にしてみてください。

業務以外の命令を拒否しても本来は人事評価は関係ない

業務以外の命令を拒否しても本来は人事評価は関係せず、そもそも人事評価は職務遂行に当たり発揮した能力を評価したり、職務遂行上の業績を評価したりするものです。例えば、専門性が高い業務に取り組んで高い業績を残せば、それだけ人事評価は高くなるのが基本といえます。また、人事評価の結果は昇給への判断や賞与額の決定にも活用されるため、仕事面でどのような貢献をしたか、正確に評価しなければいけません。
 
そのため、本来であれば会社主催のBBQ大会やボーリング大会などの休日レクリエーションに参加しなくても、人事評価が悪くなることはないといえます。しかし、法律や基本的なルールでは業務以外の命令を拒否しても人事評価に関係させてはいけませんが、実際には人事評価者の心証によって人事評価に反映されるケースは少なくありません。
古い体質の会社などでは地域ボランティアへの参加が半ば強制されていることも多く、参加しないと愛社精神や地域貢献の意思がないと判断される場合もあるかもしれません。
 

明らかに人事評価が不当と判断できる場合はどうする?

人事評価は昇進や昇給・賞与などにも直接影響するため、明らかに人事評価が不当と判断できる場合は人事評価者に確認するようにしましょう。明らかに人事評価が不当と判断できるかはケースによって違いますが、営業成績が社内でもトップクラスで仕事にも真面目に取り組んでいるにも関わらず、人事評価が平均以下の場合などは不当と判断できます。
 
人事評価は、人事評価者が優位的な立場を利用して不利な評価を付けてはならず、正当な人事評価をしなかった場合は「ハラスメント」や「コンプライアンス違反」に該当する可能性が高いです。業務以外の命令を拒否したことが原因で人事評価が悪くなっていると判断できれば、会社に対して異議申し立てをすれば正当な評価が得られるかもしれません。
労働契約法第三条には、労使対等の原則・信義誠実の義務・権利濫用の禁止が定められていて、人事評価は公正におこなうことが義務付けられています。人事評価の内容について納得できないなら人事評価者に説明を求めて、どうしても説明がされないなら相談部署や人事評価者よりも上の役職に相談するのがおすすめです。
 

不当な人事評価を続けると会社に悪影響がある

人事評価は、一人ひとりの頑張りを正当に評価して昇進や昇給・賞与に反映するため、不当に評価されている社員はモチベーションを保つのが難しくなります。それだけでなく不当な評価を続けられていると優秀な人材は転職も視野に入れるため、会社全体の人材不足にもつながるでしょう。
 

まとめ

人事評価の原則から考えると業務以外の命令を拒否しても人事評価が悪くなることはありませんが、人事評価者や会社の体質によっては権利の濫用で悪くなるケースも考えられます。明らかに不当な人事評価をされていると判断した場合、会社に人事評価の説明を求めるなどして内容についても記録しておくのが大切です。企業側からしてもハラスメントやコンプライアンスに該当するため、正当な人事評価は労使双方において意識するべきといえます。
 

出典

人事院 人事評価
e-Gov法令検索 労働契約法
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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