男性の「家事」時間は1日1時間が相場！ 家事代行サービスを頼んだ場合の費用とは？

生活のなかで、大きな時間と労力を取られてしまう家事。 特に仕事や育児に忙しい人は、「家事にあてる時間や負担を少しでも減らしたい」と考えている人もいらっしゃるでしょう。   近年、効率化や利便性を求めてタイムパフォーマンス（以下タイパ）を重視している人が増加傾向にあります。 そのなかでも、「少しでも家事を楽にしつつ、生活の質を担保したい」と考えている人も多く、家事代行サービスや家電を活用した家事のニーズが高まっています。   そこで今回は、家事代行サービスを利用するための情報をまとめました。 家事代行サービスを利用することで、どれだけの時間が短縮できるのか、それに対してどれほどの費用がかかるのかを見てみましょう。

30代40代はどれほど家事に時間を割いているのか

NHK放送文化研究所では、男女別による仕事と家事の平均時間を調査しています。
その結果をもとに、男性はフルタイム勤務、女性は、フルタイム勤務・パートタイム勤務・専業主婦に分けて、仕事と家事の平均時間を見てみましょう。
 
図表1

	勤務形態別	仕事時間	家事時間	合計
男性	フルタイム勤務	8時間43分	59分	9時間42分
女性	フルタイム勤務	7時間8分	2時間53分	10時間1分
	パートタイム勤務	4時間26分	5時間41分	10時間7分
	専業主婦	6分	10時間1分	10時間7分

※NHK放送文化研究所「子育て世代、男女の家事時間はどう違う？」をもとに筆者作成
 
仕事や家事の内容は人それぞれ異なりますが、時間だけ見てみると、男女で1日に仕事・家事にあてる時間にそれほど大差はありませんでした。
また、女性の働き方の違いでは、仕事時間が減ると家事の時間が増えていることが分かります。
 

家事代行サービスの費用相場と利用時間

家事代行サービスには、短時間での利用や当日依頼が可能なところもあり、うまく活用することで、タイパの向上が期待できます。
依頼内容や頻度を自分で選べるため、ライフスタイルに合わせて活用でき、空いた時間を仕事や自分の時間にあてられるでしょう。
 
家事代行サービスは、平均で1時間あたり3000～5000円で設定されており、スポット（単発）や定期などのプランも選べます。
追加で、交通費やオプション費用がかかることも。
なお、家事代行の費用は、依頼内容・依頼時間・プランなどによって異なります。
また、品質を重視したプランを用意しているサービスもあります。
 
利用時間は、1時間から利用可能なところもありますが、多くは1回2～3時間で設定されています。
1回3時間の家事を週に1回頼むとすると、月に3万6000円～6万円ほどになります。
月に12時間の時間が空くため、その分家族との時間や自分の時間を充実させられるでしょう。
 

家事代行サービスでタイパをよくして生活の質を高めよう

家事代行サービスを活用することで、家事による時間や負担を軽減できます。
「家事の負担が大きい」「自分の時間を作りたい」と考えている人は、家事代行サービスを利用してみましょう。
 
家事代行サービスは、会社や依頼内容によって費用や利用方法が異なります。
 
費用だけでなく、自分たちのライフスタイルに合ったサービスや、タイパを意識したサービスを選択することで、時間を有効活用でき、生活の質向上につながるでしょう。
 

出典

・NHK放送文化研究所 子育て世代、男女の家事時間はどう違う？
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー