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大切な本を手放さなければならなくなりました。5円10円で売りたくはないのですが、無理な望みでしょうか…?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月26日 10時20分

大切な本を手放さなければならなくなりました。5円10円で売りたくはないのですが、無理な望みでしょうか…?

紙の本が好きな読書家の場合、蔵書数が、収納のキャパシティーを超えてしまうことがあるのではないでしょうか。 そのため、断腸の思いで、本を手放さなければならなくなることもあるはずです。 しかし「チェーンの買い取り店に持ち込んで、5円10円で売りたくはない……」と、悩むこともあるでしょう。   大切な蔵書をより高く売りたい場合には、古書店を利用するという選択肢もあります。 今回は、古書店の探し方や、古書店で買い取ってもらえる書籍について、ご紹介します。

古書店という選択肢

もし、蔵書を手放さなければならなくなったら、チェーンの買い取り業者だけではなく、古書店も検討しておきましょう。
大切な本は、5円10円ではなく、きちんと見合った価格で買い取りしてもらいたいもの。
古書店では、チェーン店のように、本の状態や発行日からの経過年数だけで査定を終わらせない傾向にあり、本によっては、比較的高めの価格で買い取ってもらえる可能性もあります。
 
古書店というと「あまり見かけることがなくて、なじみがない」「専門書を扱うお店」といったイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、2023年8月現在、全国で2000店以上もの店舗が営業しており、一般の方も利用できます。
実際に営業している店舗は、ポータルサイト「日本の古本屋」で、都道府県や分類ごとに検索が可能です。
 
また「神田古書店連盟」の協力のもとで運営されているポータルサイト「BOOK TOWN JIMBOU」のような、地域を限定した検索サイトもあります。
お住まいの地域や蔵書の分類に応じて、適したサイトで確認してみるとよいでしょう。
 

古書店で買い取りしてもらえる書籍

古書店で買い取りしてもらえる書籍の種類は、その店舗が扱っているジャンルによって異なります。
例えば、以下のような例が挙げられます。

<古書店の取り扱い範囲例>

●ISBNコードのない本・昭和時代の参考書・ポスター・絵封筒・古地図も買い取りできる一方で、百科事典や全集は買い取りできない
●小説やコミック・パンフレット・バーコードのない本・サイン本など、書籍なら全般的に買い取りできる

ただしいずれの店舗でも、著しい破損があったり、強いにおいがついていたりする本は、買い取りできない場合が多いため、注意しましょう。
 
なお、先ほどご紹介した「日本の古本屋」に登録されている分類と、2023年8月20日時点での登録古書店数は表1のとおりとなっています。
非常に多くの店舗が登録されているため、実際に自身の利用しやすい古書店を探してみましょう。
 
表1

書籍分類 古書店数
古書一般(その他) 911店
サブカルチャー 387店
外国書 173店
趣味 595店
近代文献 274店
古典籍 258店
外国文学 245店
国語国文 327店
美術工芸 568店
自然科学 256店
社会科学 392店
歴史 541店
哲学宗教 480店
総記 98店

※2023年8月25日時点
※「日本の古本屋」の登録情報をもとに筆者作成
 

大切な本を高く売るなら

本を売る際には、コマーシャルを流しているチェーン店を、利用することも多いでしょう。
しかし、本の状態・人気・発行年数だけで判断されて、安値がつくことを避けたい場合は、古書店を利用することをおすすめします。
大切な本を、見合った価値で売りたいと考える場合は、古書店の利用を検討してみてください。
 

出典

東京都古書籍商業協同組合 日本の古本屋
NPO法人連想出版 BOOK TOWN JIMBOU
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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