子どもが偏食で「マクドナルド」ばかり食べたがります。やはり栄養バランスはよくないですか？ 食べてくれるだけ良いと思うべきでしょうか…？

子どもが偏食で決まったものしか食べてくれないと悩む人は少なくありません。中にはマクドナルドしか食べようとしない子どももいるでしょう。親としては、ファストフードばかり食べていて栄養が偏らないかが気になるところです。   そこで、マクドナルドのハッピーセットを食べた場合のカロリーや栄養バランス、ハッピーセットのコスパや30日間毎日食べ続けた場合にかかる費用を紹介します。

マクドナルドのハッピーセットの栄養

マクドナルドのハッピーセットのメニューは朝マックとレギュラーで一部異なります。朝マックはエッグマックマフィン、レギュラーはハンバーガーとチーズバーガーから選べます。チキンマックナゲットとパンケーキ、プチパンケーキは朝マック、レギュラーの共通メニューです。
 
ハッピーセットはメイン料理のほか、サイドメニューとドリンクが付きます。エッグマックマフィンとハッシュポテト、ミニッツメイドのオレンジの組み合わせだとカロリーは551kcalで、栄養バランスはビタミンCが1日の必要分を充足していますが、炭水化物、カルシウム、鉄、ビタミンA、ビタミンBが少ないです。
 
チーズバーガー、マックフライポテト、ミルクの組み合わせだとカロリーは670kcalです。栄養バランスはたんぱく質が1日の必要量を充足、脂質も1日分をほぼ充足しています。
 
カルシウム、ビタミンB2、食物繊維は1日の必要量のほぼ半分を充足していますが、ビタミンCが取れていません。ハンバーガー、サイドサラダ、ミルクの組み合わせだとカロリーは405kcalで、栄養バランスは、たんぱく質が多いものの、他の栄養素は割合バランスが取れています。
 
プチパンケーキ、マックフライポテト、ミニッツメイドのオレンジの組み合わせだとカロリーは478kcalで、栄養バランスはビタミンCが1日の必要分を充足しているものの、カルシウムとビタミンAが不足しています。
 
チキンマックナゲット、マックフライポテト、野菜生活の組み合わせだとカロリーは567kcalで、栄養バランスはビタミンAが1日分を充足しているものの、カルシウムとB2が大幅な不足です。ハッピーセットはさまざまなメニューを組み合わせられるので、組み合わせを変えれば栄養バランスが取れます（数値はいずれも3～5歳男児で計算）。
 

マクドナルドのハッピーセットのコスパ

マクドナルドのハッピーセットは朝マック、レギュラーメニューともに490円～と520円～の2種類の価格展開になっています。朝マックで最も安いメニューはプチパンケーキをメインにしたハッピーセット、レギュラーメニューはハンバーガーとプチパンケーキのハッピーセットです。毎日マクドナルドのハッピーセットを食べた場合、安いメニューと高いメニューでは1日あたり30円、30日間で900円の差になります。
 
ハッピーセットのメニューであるハンバーガーとマックフライポテト、ミルクを単品で頼んだ場合、ハンバーガーが170円～、マックフライポテトが190円～、ミルクが210円～で570円になります。
 
ハッピーセットとして頼んだほうが80円お得です。30日間では2400円の差になります。ハッピーセットのコスパは悪くないものの、毎日食べると30日間で1万4700～1万5600円と大きな出費なので、少しずつ他のものも食べられるようにしていくとよいでしょう。
 

毎日続くと食費は高くつくものの、栄養が偏るとは言い切れない

マクドナルドのハッピーセットは朝マック、レギュラーを含めてメイン料理のほか、サイドメニュー、ドリンクと数多くの選択肢があり、バリエーション豊富なメニューがあります。同じメニューを単品で頼むよりもハッピーセットとして頼むほうがコスパは良いですが、仮に毎日続くと1ヶ月あたり1万5000円ほどになります。
 
子どもがマクドナルド以外も食べてくれると助かりますが、どうしても難しく悩む場合もあるでしょう。メニューの選び方によって栄養素やカロリーは変わるものの、毎回違ったものを頼むようにすれば、栄養バランスを取ることは可能ですので、ある程度の基準をもうけて家庭内で「月に●回」など決めておくのも良いでしょう。
 

出典

マクドナルド公式 メニュー（おすすめ）
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー