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「ちょっとコンビニ」くらいならエアコンは「つけっぱなし」にすべき? 電気代はどのくらいの差になるの?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月27日 4時40分

「ちょっとコンビニ」くらいならエアコンは「つけっぱなし」にすべき? 電気代はどのくらいの差になるの?

日常生活において、短時間の外出が生じることは多々あります。そんなとき、エアコンの運転をどうすべきか悩む方も少なくないでしょう。とくに「ちょっとコンビニ」といった10分や20分程度の短い外出時には、エアコンを「つけっぱなし」にするのか、それとも「こまめに消す」のか、難しいところです。   そこでこの記事では、どちらが経済的にお得なのかを解説します。

エアコンは「つけっぱなし」だとお得になる?

エアコンの電気代は「つけっぱなし」にすることでお得になるのでしょうか。まず、エアコンを上手に使うために気をつけなければならないのは、室温と設定温度の差です。
 
室温と設定温度の差が大きい場合は、エアコンの再起動時に大量の電力を消費するため、「つけっぱなし」にしておいた方が電力を節約できる可能性が高まります。これは、エアコンが室温を設定温度に近づけるために必要な冷却の力が大きくなるからです。
 
ただし、夜間のように室温と設定温度の差が小さくなる時間帯は、「こまめに消す」方が電力を節約できるという側面もあります。これは、夜間はエアコンの冷却機能に大きな電力を使う必要がなく、エアコンが一定の室温を維持するのに必要な消費電力が低くなるためです。
 
しかし、日中の時間帯に「つけっぱなし」にして電気代を節約するのには条件があります。たとえば、エアコンを30分間停止させた場合、多くのケースで「つけっぱなし」の方がお得です。
 
そのため、短時間の外出、たとえば「ちょっとコンビニ」のような10~20分間ほどの短い時間であれば、「つけっぱなし」の方が電気代的にお得である可能性が高まります。逆に、1時間以上の長時間外出をする場合は、一度エアコンの電源を切り、帰宅時にもう一度つけるほうが消費電力をおさえられるのです。
 
これについて、ダイキン工業株式会社が実験を行っています。この実験では、エアコンの「つけっぱなし」と「30分ごとに入り切り」で消費電力にどのような差があるのかを比較しました。その結果、9時から18時までの時間帯は「つけっぱなし」のほうがお得で、逆に18時から23時までの時間帯は「30分ごとに入り切り」の方がお得ということが分かったのです。
 
一方で、買い物や外食などを想定した1~2時間の外出を含むスケジュールで「こまめに入り切り」を行ったところ、日中帯でも「つけっぱなし」のほうが電気代は高くなりました。
 
ただし、この実験結果での電気代の差は、電力料金単価を27円/kWhとして計算しているため、1日あたり35.1円という微々たるものでした。この金額の差と、こまめに入り切りしたり帰宅時に室内が暑かったりといった不便さをてんびんにかけると、どちらがよいかは人それぞれともいえるでしょう。
 

自身のライフスタイルに合わせて賢く節約しよう

結論として、日中帯における短時間の外出、とくに「ちょっとコンビニ」程度であれば、エアコンは「つけっぱなし」にしておいた方がお得である可能性が高いといえるでしょう。しかし、それぞれの家庭のライフスタイルや気候、設定温度、エアコンの性能など、さまざまな要因によっても適切な節約方法は変わってきます。自身の状況に合った節約をするようにしましょう。
 

出典

ダイキン工業 mission5-1 夏のエアコンつけっぱなし検証
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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