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50歳で「貯金2000万円」を達成しました! 老後のために半分を投資に使ってもいいですか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月30日 2時40分

50歳で「貯金2000万円」を達成しました! 老後のために半分を投資に使ってもいいですか?

「老後2000万円不足問題」が注目されてから、老後資産の目標として2000万円の貯金を目指している方も多いのではないでしょうか。   2000万円を貯めることができたら、さらに老後生活を安泰にするためにも資産運用を検討するとよいでしょう。本記事では、50歳独身で貯金2000万円を達成し、「半分投資に使うべきか」と迷っている人の事例を紹介します。

50歳で貯金2000万円は優良家計

マネープランニングを立てるうえでは、現在地を大局的に見ることが重要です。現在地を大局的に見ることで、自分の貯蓄や収入のレベルをおおまかに把握できるためです。
 
金融広報中央委員会の家計の金融行動に関する世論調査によると、保有資産が2000万円以上の50歳代の割合は約16%でした。この結果から、50歳で2000万円以上の貯金がある人は、十分に優良家計といえるでしょう。
 
しかし、半分の1000万円を投資に回しても問題ないかどうかは、個人の投資経験や生活状況によります。
 

結論、半分の1000万円を投資に回しても問題ない

結論、貯金2000万円のうちの1000万円を投資に回しても問題はありません。
 
暗号資産やFXなどの投機性の高い金融商品ではなく、株式や債券、投資信託への投資を検討するとよいでしょう。投機性の高い金融商品は、資産を一気に失ってしまうリスクをはらんでいるためです。
 

具体的な1000万円の運用方法

1000万円の具体的な運用方法としておすすめなのが、株式や債券、コストの低い投資信託です。


・債券:期待リターンは低いがリスクも低く、安定した利息収入が見込める
・株式:リスクは高いが期待リターンも高く、値上がり益や配当が見込める
・コストの低い投資信託:自分で管理する必要がなく、運用の専門家に任せられる

リスクを抑えて投資をしたいなら債券、ある程度リスクを取りたいなら株式に投資するとよいでしょう。
 
また、自分で銘柄を選べない場合は、専門家に運用を任せられる投資信託がおすすめです。投資信託にはさまざまな種類があり、債券や株式、不動産にまとめて投資できる商品もあります。
 
ただし、投資信託を保有している場合は「信託報酬」という手数料がかかるため、信託報酬が低い投資信託を選ぶことも意識しましょう。
 

貯金と投資の割合の組み立て方

貯金は、当面の生活費や万一のときの支出に対応するための「守りの資産」です。一方、投資に回すお金は、リスクを負いながら相応のリターンを狙う「攻めの資産」です。
 
確保するべき貯金額の考え方は人それぞれですが、まずは「生活費半年分」の貯金があれば十分でしょう。例えば、毎月の生活費が30万円の場合、180万円の貯金を確保するイメージです。
 
生活費半年分の貯金があれば、失業や長期入院などのアクシデントが起きても、冷静に対処できます。2000万円の貯金は十分な金額といえるため、多少リスクを取った資産運用を行うことも可能です。
 

まとめ

50歳で貯金2000万円を達成していれば、優秀な家計を築けていることになります。2000万円の半分にあたる1000万円を投資に回しても家計に大きな問題はないため、ある程度リスクを取って資産運用を行いましょう。
 
ただし、リスクを取れるとはいえ、暗号資産やFXなどの投機性の高い投資ではなく、債券や株式、投資信託に投資することをおすすめします。投資をして効率的に資産を増やせれば、より老後に向けて安心できるようになるでしょう。
 

出典

金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査[総世帯](令和4年)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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