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社会人5年目ですが、手取りは「18万円」です。やはり平均より低いですか? 転職すべきでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月30日 10時0分

社会人5年目ですが、手取りは「18万円」です。やはり平均より低いですか? 転職すべきでしょうか?

社会人になり年数が経過すると、徐々に同年代との給与の差が出てくるケースがみられます。友人などと比較して収入が少ないと、それだけで焦ったり将来に不安を感じたりしてしまう方もいるでしょう。   今回は、社会人5年目の27歳の手取りが18万円のケースにおいて、果たして平均よりも収入が少ないのか否かについて考えます。また、転職した方がよい場合などについてもみてみましょう。

大卒の社会人5年目の平均給与はいくら?

まずは、社会人5年目となる人も多い27歳の平均給与額を、厚生労働省の公表している「令和4年賃金構造基本統計調査」の結果からみてみましょう。
 
これによると、4年制の大学を卒業した25~29歳の方の平均給与の月額は26万5200円となっています。ここから税金や保険料などを引かれたものが、いわゆる手取りであり、実際に受け取れる金額となります。
 
額面が約26万5000円では、手取り額は19~22万円程度となるでしょう。27歳の大卒者という点でみれば20万円前後が毎月の平均手取り額となるため、18万円は、平均よりやや少ないといえます。手取り18万円の場合、額面は22~24万円程度となるケースが多くなりますが、額面でみても、やはり数万円程度平均よりも少ない可能性が高いです。
 
国税庁の公表している「民間給与実態統計調査」の結果によると、25~29歳の平均年収は371万円となっています。ボーナスの有無や額にもよりますが、手取りが18万円、額面が22~24万円の場合、年収は300万円前後が相場となるでしょう。月の手取り額のみでは単純に算出するのは難しいものの、月の給与が平均よりも低い場合、年収も低くなるケースが大半です。
 

転職を検討した方がよいケース

大卒の社会人5年目で手取り18万円は平均よりも低いといえますが、しかし、必ずしも転職しなければならないわけではありません。ここでは、転職を検討した方がよいケースについて考えます。
 

・労働の時間や内容と見合っていない

残業が多かったり成果もある程度出したりしているにもかかわらず収入が増えない場合は、転職を検討する状況にあると考えてよいでしょう。
 
年功序列など成果や結果が正当に評価されない制度となっている企業に勤めているのであれば、努力や能力が無駄になりかねません。特に、労働時間や勤務内容が給与に見合っていないケースでは、積極的に転職を検討してみましょう。
 

・業界の将来性に期待できない

収入は、携わる業界によって大きく変わります。現在働いている企業の属する業界が、そもそも給与相場の低いところであれば、他業種への転職を検討する意義が出てきます。あるいは、社会情勢の移り変わりや最新技術の登場などにより整理されかねない業界に勤めている場合も、転職を検討した方がよいでしょう。
 

・資格や技術を活かせていない

自身の持つ資格や技術が十分に活かせていない場合も、転職を検討した方がよいでしょう。資格や技術、知識などは転職市場価値を高める要素でもあるため、それらを武器にできれば、より高い収入が得られる企業や業界へと転職できるでしょう。
 

社会人5年目で手取り18万円は平均以下だけど、転職はさまざまな状況を考慮したうえで決断を

4年制の大学を卒業した社会人5年目の27歳は、統計によると1ヶ月あたり26万円ほどの給与を受け取っています。手取りでは20万円前後となるため、同様の状況で毎月の手取りが18万円の方は、平均よりも少ないといえそうです。
 
収入の少なさを理由に転職を検討するのであれば、労働の時間や内容、業界の将来性、自身の転職市場価値などを考慮したうえで決断しましょう。
 

出典

厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況
国税庁長官官房企画課 令和3年分 民間給与実態統計調査結果
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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