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まだまだ暑くて寝苦しい! 夜の「エアコン」は何度でつけるべき? 冷房とドライの選び方とは?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月30日 10時10分

まだまだ暑くて寝苦しい! 夜の「エアコン」は何度でつけるべき? 冷房とドライの選び方とは?

2023年は、記録的な猛暑となっています。お盆も過ぎて秋が近づいているものの、夜はまだまだ寝苦しいと感じている人も多いのではないでしょうか。一方で、電気代の値上げなども起きているため、できればエアコンはあまりつけたくないものです。   そこで、今回は気温が何度になったらエアコンをつけたほうがいいのか、冷房とドライのどちらを選べばいいのか、就寝時にエアコンを使用した場合の電気代について解説します。

エアコンは何度でつけるべき?

環境省では、室内温度の目安として28度を推奨しています。この28度というのは、エアコンの設定温度ではなく室内温度の上限の目安です。そう考えると、基本的には室内温度が28度以上になったらエアコンをつけたほうがよいといえるでしょう。
 
重要なポイントは、「体感温度は室内温度だけで決まるわけではない」ということです。体感温度を左右する要素としては、代謝量、着衣量、気温、熱放射、風(気流)、湿度の6つがあります。エアコン代を節約したい人は、薄着をしたり扇風機などで空気の流れを作ったりして体感温度を下げる工夫をしましょう。
 

冷房とドライならどちらがいいの?

エアコンには、冷房機能のほかにドライ(除湿)機能が搭載されています。冷房は、温度を下げる機能でドライは湿度を下げる機能です。ドライでも温度が下がりますが、それは湿度を下げたために温度が下がっていることをご存じでしょうか。
 
また、ドライには主に「弱冷房除湿」と「再熱除湿」、「ハイブリッド除湿」の3種類があります。弱冷房除湿は、水分を集めるために温度を下げた空気をそのまま部屋に戻しますが、再熱除湿は部屋に戻すときに空気を暖め直すのが特徴です。
 
一方で、ハイブリッド除湿は温度を下げた空気を室内の空気と混ぜ合わせて送風します。消費電力が最も大きいのは、ドライの再熱除湿で、次に冷房が大きく、ドライの弱冷房除湿とハイブリッド除湿が最も小さい傾向です。そのため、電気代が気になる人は途中でドライの弱冷房除湿やハイブリッド除湿に切り替えてみてはいかがでしょうか。
 

就寝時にエアコンをつけっぱなしにしたら電気代はいくらになる?

就寝時間を8時間と仮定して、就寝中エアコンをつけっぱなしにしていた場合、電気代はどれくらいかかるのでしょうか。エアコンの電気代は「消費電力(W)÷1,000×エアコンの使用時間(h)×電気料金単価(kWh)」で計算できます。
 
例えば、使用電力量が500Wのエアコンで電気料金単価が1kWあたり31円の場合、1時間あたりの電気代は「0.5kW×1時間×31円」で15.5円です。8時間つけっぱなしにした場合なら「15.5円×8時間」で124円、1週間毎日就寝時につけっぱなしにしていた場合、電気代は868円となります。1ヶ月を30日とすると3720円です。
 
ただし、実際の電気代はエアコンの消費電力などにより異なります。6畳用のエアコンであれば400Wや500Wのものが多いですが、12畳や14畳のエアコンだと800W以上のものも多い傾向です。当然、消費電力が大きいエアコンのほうが電気代も高くなります。また、消費電力は使用環境によって変動することも重要なポイントです。
 
例えば、室温と設定温度の差が大きい場合などは、消費電力が大きくなるといわれています。そのため、この金額はあくまでも目安にすぎません。
 

室内温度が28度以上になったらエアコンをつけよう!

環境省では、適正な室温の目安として28度を推奨しています。そのため、室温が28度以上になったらエアコンをつけるようにしましょう。就寝時にエアコンをつけっぱなしにした場合、1カ月で3000~4000円程度の電気代がかかることが予想されます。電気代が気になる人は、冷房とドライの弱冷房除湿やハイブリッド除湿を上手に組み合わせて使うとよいでしょう。
 

出典

環境省 COOL BIZ どうして「28℃」?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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